2018年1月から始まる「つみたてNISA」という仕組みは、要するに、投資信託の積立を促進する仕組みです。投資信託の積立で儲けた分に対しては課税しないことで、投資を促そうという仕組みですね。
基本的な考え方はこれで良いのですが、細かく見ていくと金融庁の裏の意図が見えそうです。どういう事かというと、金融庁がお勧めする金融商品や投資方法というのが、はっきりわかるのです。
インデックスファンドというのは、日経平均株価指数などの指数に連動する投資信託の事です。指数(index)と連動するからインデックスファンドというわけです。言ってしまえば、そのままの名前という事になります。
もともとインデックスファンドは、日経平均株価指数やTOPIX などの株式指数に連動するものがほとんどでした。しかし最近では、債券やREIT などの指数に連動するインデックスファンドも増えています。
また、外国の株式指数に連動するインデックスファンドも存在します。ですから、基本的には、インデックスファンドだけでポートフォリオが組めるわけです。
ちなみに、連動するというのは、同じ比率で動くとうい事です。
例として、日経平均株価指数に連動するインデックスファンドを考えましょう。連動するというのは、日経平均株価指数が2%上がるとインデックスファンドの基準価額も2%あがるという意味です。当然、日経平均が3%下がれば、インデックスファンドの基準価額も3%下がります。
言い換えれば、指数と同じ運用成果を上げられるようにしているという事ですね。
インデックスファンドは指数との連動を目指していますが、実際のところ、完璧に同じ動きをするというわけではありません。日経平均だったら、銘柄の入れ替えがあったりしますからね。そういう時には、当然ですが、乱れることもあるわけです。
また、指数には手数料はありませんが、インデックスファンドには手数料がかかります。ということは手数料の分だけパフォーマンスも悪くなるわけです。
さらには、インデックスファンドは追加型の投資信託なので、お金の出入りが頻繁にありますからね。完璧に一致されるのは難しいわけです。
インデックスファンドが指数とどれだけ連動しているかという指標に連動率というものがあります。指数との連動が上手く言っているかを調べたい場合は、この連動率を調べることになります。
このように、インデックスファンドは、とてもシンプルな設計の投資信託です。基本的には機械的に処理されるので、あまりコストはかかりません。
実は、このコストの安さがとても重要です。コストが安いために、ファンドマネージャーが積極的に運用するアクティブファンドよりも、インデックスファンドの方がパフォーマンスが良いのです。
もちろん、とびぬけてパフォーマンスが良い投信は、アクティブファンドの中にありますけどね。アクティブファンドとインデックスファンド、それぞれの平均で見ると、インデックスファンドの方がまさります。
といことは、同じインデックスファンドでも、より手数料が安い方がリターンが大きい可能性があるわけですね。ですから、手数料の大きさは、インデックスファンドを選ぶときの一つの基準になっています。
というか、シンプルな設計のファンドなので、手数料と連動率くらいしか選ぶ基準が無いのです。
2018年1月から始まる「つみたてNISA」という仕組みは、要するに、投資信託の積立を促進する仕組みです。投資信託の積立で儲けた分に対しては課税しないことで、投資を促そうという仕組みですね。
基本的な考え方はこれで良いのですが、細かく見ていくと金融庁の裏の意図が見えそうです。どういう事かというと、金融庁がお勧めする金融商品や投資方法というのが、はっきりわかるのです。
2017年10月16日の日経新聞に「つみたてNISAの違和感(一目均衡) 」という記事が出ていました。証券部次長の山下茂行という方の記事です。これは、電子版のみの記事なのかな。
以前は、多くの人が、素人は株式投資で損をすると思っていました。「あんな危ない物に手を出してはいけない」なんて言う人も多かったです。
バブル崩壊の時の記憶がよほど強く残っているのでしょうか。「株式投資=お金をドブに捨てること」みたいなイメージの人すら珍しくありませんでした。
前のページに書いたように、カブドットコム証券の「プレミアム積立(プチ株)」を使ってETF の積立をするのは、かなり賢い選択だと考えています。また別のページで、どのETF を積立てればいいかも、ご紹介しています。
ところで、「プレミアム積立(プチ株)」でのETF の積立をお勧めしている理由は、何といっても、手数料が安いからです。仮に手数料の安さが無ければ、大手証券会社の「株式るいとう」を使っても構いませんからね。あるいは、インデックスファンドの積立をするという手もあるでしょう。
投資信託を選ぶポイントはいくつかありますが、特に大事なものの一つが手数料が安い投資信託を選ぶことです。このポイントを知らないと、銀行などの窓口で、信託報酬という手数料が高い投資信託をかわされてしまいます。
ところで、最近この信託報酬に変化が見られるようです。元々信託報酬が安かったインデックスファンドの信託報酬が、さらに下落傾向にあるようなのです。
インデックスファンドと呼ばれる投資信託をご存知でしょうか。この投資信託は、時々「初心者向け」と説明される事が有るようです。
でも、これって、なにか変な気がします。というのも、インデックスファンドはプロにも好んで買われるような投資信託だからです。むしろ、機関投資家などのプロの投資家が積極的に買っているような気すらします。
投資信託はアクティブ・ファンドがいいのでしょうか?それとも、インデックス・ファンドがいいのでしょうか?インデックス・ファンドのメリットを整理した記事があったので、ご紹介します。
インデックス・ファンドのメリットを整理した記事があったので、ご紹介します。
投資信託にはいくつかの分類方法があります。そのうちの一つが、アクティブ・ファンドとインデックス・ファンド(パッシブ・ファンド)という分類です。
前のページでは、アクティブファンドについて説明しました。そこで、このページでは、インデックス・ファンド(パッシブ・ファンド)について説明します。
「国債が暴落したら現実的に何が困る?」のページでご紹介したように、外国株式を持つのは万が一の対処としてはただ良い方法です。このページでは、この点について、もう少し詳しく考えてみましょう。
また、日本株だけでなく、外国株も持つことは、分散投資という観点からも意味があります。つまり、国際分散投資は、国債の暴落対策にもなるということですね。
リスクを取って資産運用する場合は、どの商品に投資するか迷うところです。
なぜなら、この世の中には、数多くの金融商品が存在するからです。
そしてどの商品も、それが一番優れていると訴えています。
投資知識のない人に、この中から一つ選べと言っても、無理な話です。
というか、ある程度勉強している人でも、客観的に判断するのは難しいでしょう。
そこで、多少独断と偏見が混じりますが、私の個人的な見解を書いておきたいと思います。
どんな金融商品から選んでいけばいいか、参考にしてください。
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