‘常識の嘘・自称専門家の嘘’ カテゴリーのアーカイブ

量的緩和の出口戦略で日銀は債務超過に陥る?| 日銀が債務超過に陥ると何か困るんだっけ?

2017年11月8日 水曜日

ここにきて、日銀による量的緩和の出口戦略が語られるようになってきました。欧米に比べ日本は出遅れているというような論調の記事を、かなり良く見かけるようになっています。

率直に言って、個人的には、時期尚早という印象しかありません。なにせ、物価はほとんど上がっていませんからね。

明らかに成果としては不十分です。不十分な時期に出口なんて、はっきり言って、気が早すぎるわけです。

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毎月分配型投信、個人年金保険、ラップ口座は買ってはいけない| 金融庁にダメ出しされるダメ商品です

2017年11月3日 金曜日

経済評論家の山崎元氏が、「金融庁がダメ出しする運用商品ワースト3」というタイトルでコラムを書いています。具体的には、ダイヤモンドオンラインの「山崎元のマルチスコープ」の2016年9月21日の記事ですね。1

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  1. 金融庁がダメ出しする運用商品ワースト3
    ダイヤモンドオンライン 山崎元のマルチスコープ 2016年9月21日
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つみたてNISAに大反対の金融業界| いいサービスって事だね

2017年10月25日 水曜日

2017年10月16日の日経新聞に「つみたてNISAの違和感(一目均衡) 」という記事が出ていました。証券部次長の山下茂行という方の記事です。これは、電子版のみの記事なのかな。

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日銀出身者の国際金融の教科書、ヘリコプターマネーや政府紙幣に関しては批判的なんだね

2017年10月2日 月曜日

本を読むときには、本に書かれていることを100%信じて読む人が多いでしょう。でも、そういうスタンスで読んでいると、偏った意見を鵜呑みにしてしまう可能性があります。

例えば、生命保険に関する入門書は、生命保険会社の関係者が書いていることも多いです。彼らの仕事は保険を売る事ですから、基本的には保険が必要だというスタンスで本を書きます。

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グローバール投資は国内の投資よりも有利?| 外貨建て投資に関してはかなり嘘が多いので注意が必要です

2017年8月14日 月曜日

資産運用の専門家の中には、海外の株式や債券への投資を積極的に勧めている人も少なくありません。ただ、これらのアドバイスの中には「嘘」も多いようです。

専門家が主張するように、海外への投資が合理的なケースももちろんあります。しかし、彼らの主張が誤解に基づくものであることも珍しくないのです。専門家とみなされている人の中にも、実は誤った理解をしている人は多いのです。

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アベノミクスの継続は難しいのか?| 継続に否定的な金融関係者は意外と多いようですね

2017年8月8日 火曜日

最近の雇用状況などを見ると、アベノミクスの金融緩和は成功した経済政策と言って良いでしょう。

インフレ率が思ったほど上がらないというのは、もちろんマイナス点でしょうけどね。そのマイナス点以上に大きなプラスがありました。

ところが金融関連の人の中には、アベノミクスには限界があり近々出口を探らないといけなくなると主張する人がいます。さて、こういった主張は本当に正しいのでしょうか。あるいは、ポジショントーク的な話で、聞き流せば大丈夫なのでしょうか。

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FXがハイリスク・ハイリターンだって?| 専門家って結構いい加減なんだね

2016年8月11日 木曜日

山崎元氏のコラムを読んでいたら、次のような記述を見つけました。かなり興味深い指摘なので、ちょっと考えてみましょう。

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AIIBの加盟国がADBを超えたからどうしたって?| 日本の報道をベースに考えると経済状況を見誤る

2016年6月28日 火曜日

これまでも何度か書いていますが、日本のメディアの経済ニュースを見ると、経済の状況判断を間違う可能性が大きいです。そんな例をもう一つ紹介しましょう。時事通信の記事からです。

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国債の金利がマイナスなのに「国債への不安」ってどういうこと?| 大丈夫か時事通信

2016年5月13日 金曜日

時事通信の記事に、「マイナス金利で『金特需』=1~3月期は過去最高―業界団体」というものがありました。この記事がちょっと気になったので、紹介しようと思います。1

ちなみに、「気になった」というのは参考になったという意味ではありません。いくら何でも酷いだろうと思って、気になったのです。

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  1. マイナス金利で「金特需」=1~3月期は過去最高―業界団体
    時事通信 5月13日 []

円安倒産の話はどこに行った?| 毎日新聞のダブルスタンダードは目に余る

2016年4月9日 土曜日

毎日新聞によると、今の日本は円高で、安倍政権も日銀も打つ手が無い状態なのだとか。「手詰まり」という厳しい表現を見出しに使って伝えています。1

打つ手が無いかどうかは別にして、確かに今は円高に振れた状態です。政府も日銀も為替の水準を目標にしてはいませんが、もう少し円安の状態の方が良いとは思っているでしょう。

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  1. <円高107円台>政府・日銀手詰まり サミット控え
    毎日新聞 2016年4月7日 []

銀行預金の金利が下がるのはたいした問題ではない| 一番の問題は物価上昇に対して金利が低いこと

2016年3月8日 火曜日

日銀がマイナス金利になった影響で、一部の国債の金利がマイナスになっています。その影響を受けて、銀行の預金金利が引き下げられているようです。

マスコミはこのことを大々的に報じています。自民党、特に安倍政権が嫌いなメディアは、庶民をいじめる政策として、ここぞとばかりに悪く書いているようですね。

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マイナス金利政策を選んだから円高株安になったって?なんじゃそりゃ!| テレビのニュースは見るとバカになるかも

2016年2月10日 水曜日

Yahoo!ニュースを見ていたら、長期金利が一時的にマイナスになったことに関する報道を見つけました。日銀のマイナス金利の影響で、国債の金利が下がったという話ですね。

ちなみに、TBS系列のテレビ局が放送したらしい、動画のニュースです。

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株価の上下は庶民の暮らしには関係ないんじゃなかったのか?

2015年11月25日 水曜日

マスコミ、特に新聞は、経済ニュースを伝えるときに自社の政治的な方針に合うようにゆがめることが多いです。この点に関しては、これまでも何度かご紹介しています。

今回もそんな例をひとつご紹介しましょう。株価が上がろうと下がろうと、政権を批判するという高等テクニックです。

何が起ころうと政権が選んだ政策は間違いだと主張するのです。

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貯蓄目的ごとに積み立てる商品を選ぶのは賢いやり方か?| 全体像がつかみにくく、安全性を重視しすぎる懸念がある

2015年10月12日 月曜日

資産運用関連の本を読んでいると、貯蓄の目的ごとに別々に運用すべきというアドバイスが載っていることがあります。例えば、「老後の資金」「結婚資金」「子供の教育費用」「車の購入費用」「住宅の頭金」などは、それぞれ個別に積み立てるのが良いとアドバイスされるのです。

FPの肩書きを持つ人が好んでするアドバイスですね。

このアドバイスは、一見合理的なものに思えなくもありません。でも、冷静に考えると、かなりスジが悪いアドバイスのようにも思えます。

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荻原博子って人は大丈夫なのか?| テレビに出て偉そうに語っていますけど

2015年10月10日 土曜日

東洋経済に「投資初心者は「投資信託」より株を買いなさい」という記事が載っていました。荻原博子という方の記事です。テレビでよくコメントしている方ですよね。1

でも、この記事が酷い酷い。ちょっとでも勉強したことがある人なら、とても読めたものではありません。

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  1. 投資初心者は「投資信託」より株を買いなさい
    東洋経済オンライン 2015年10月10日 []