債券というのは、市場で売却することが可能です。あるいは、すでに発行されている債券を市場で購入することも可能です。
このときの債券の市場価格と言うのは、債券を発行しているところの財務状況と関連があります。そのあたりを確認しておきましょう。
マスコミの人などを見ていると、どうもこの部分が理解できていない人が多いようなのです。
個人の資産運用で債券を使うとなると、ちょっと戸惑う人も少なくないでしょう。
というのも、そもそも債券って何という人も少なくないでしょう。あるいは、債券というのは、投資の上級者が使うものだと思っている人もいるのではないかと思います。
確かに、銀行の定期預金や生命保険会社の養老保険と比べると、債券というのは馴染みが薄い金融商品でしょう。そして、大きな額を用意しないと買えないケースもあるので、初心者には手を出しづらいという印象があるのも分かります。
ただ、一部の債券は個人が資産運用で使うのに向いていますし、定期預金や養老保険よりも有利です。まさに初心者向けの優秀な金融商品なのです。
まあ、実際に、個人が手を出しにくい債券とか、手が出せない債券もあるんですけどね。そういう見極めさえできれば、債券投資は他の金融商品を買うのと大差が無いのです。
個人が買える債券にはどんなものがあるのでしょうか。かんたんにチェックしてみましょう。
全てではありませんが、国債の多くは個人が買う事が出来ます
名前から分かるように、個人向けに開発された債券です。
都道府県や市町村が発行する地方債は、個人でも買う事が出来ます。時々、金融機関の店頭にチラシが置いてありますね。地方自治体のサイトなどでも募集されています。
一部の社債も個人の資産運用に使うことが出来ます。これは、個人には制度上買えない社債があるという事ではありません。普通の社債は単価が高すぎて個人には手が出せなかったり、個人のところにまわってこないことが多いのです。
一方、個人向け社債は100万円程度で買えるので、個人でも手が出せるわけですね。最初から個人にも売るつもりなので、金融機関の店頭などに情報も出ていますし。
一部の外国債券も、個人が買う事が出来ます。ただ、実際に買うかどうかは微妙なところですけどね。少なくとも、見た目の金利に騙されて、軽々しく手を出すのは危険です。
債券というのは、市場で売却することが可能です。あるいは、すでに発行されている債券を市場で購入することも可能です。
このときの債券の市場価格と言うのは、債券を発行しているところの財務状況と関連があります。そのあたりを確認しておきましょう。
マスコミの人などを見ていると、どうもこの部分が理解できていない人が多いようなのです。
金利変動リスクというのは、その名称の通り金利が変動するリスクです。
投資の世界では、一般的には、不確実性のことをリスクと言います。その意味では、金利が変動するのは間違いなくリスクと言って良いでしょう。金利が変動するというのは、不確実ですからね。
Yahoo!ニュースを見ていたら、ロシア連邦発行の利付債の広告が出てきました。HS証券というところの広告ですね。(↓)
ちょっと驚いたのがその利率で、税引き前で年8.15%もあります。現在の債券価格で計算される参考利回りが、税引き前で年9.97%ですね。投資額の1割くらい利息がつくと言うイメージです。
2015年1月から物価連動国債が個人に対しても解禁されました。
物価連動国債というのは、名前の通り国債の一種です。物価に連動したリターンがあるのが特徴で、債券でありながらインフレに対応できるというメリットがあります。
以前は個人投資家は、この物価連動国債を持つことができませんでした。しかし、2015年1月から人から物価連動国債を買い、保有することができるようになったのです。
先日かばんの中身を整理していると、1年くらい前のチラシを見つけました。どんなチラシかと言うと、ソニーの5年物の社債の案内のチラシです。条件としては年0.80%から1.40%の間の利率(最終的には0.86%だったようです)になるとうものでした。また、100万円から投資可能ということで、個人を対象にした社債であることもわかります。
ちなみにチラシの裏を見ると、社債購入者全員に対して、ソニーのロゴ入りのトートバッグをプレゼントするという案内もありました。社債購入とトートバッグにどんな関連があるのかはまったくわかりませんが、扱いの大きさから考えると、かなりの数の投資家を集める効果があると思っているように感じます。
Yahoo!ニュースの中で、日本テレビの映像ニュースが扱われていました。そのタイトルは「ウソの債券話で計2億円詐取した男を逮捕」というニュースです。最初の部分は次のような感じです。
都内に住む72歳の女性が、ウソの債券購入話で2億円をだまし取られる事件があり、警視庁は現金の受け取り役をしたとして、23歳の男を逮捕した。
このニュースは、実は最初は「債券」ではなく「債権」という単語が使われていました。完全な誤字ですよね。さすがに気づいて直したらしいです。
検索エンジンで「個人向け国債」と入れて検索すると、他の検索候補として「個人向け国債 手数料」と言うのがでてきました。確かに、債券投資についての知識が無い人からしたら、手数料がどうなっているのかは気になりますよね。
結論から書いてしまうと、一般的に、債券の売買には手数料はかかりません。個人向け国債も同様で、特別に手数料を取られるようなことはありません。
ですから、安心して購入して頂きたいと思います。
物価連動債というタイプの債券をご存知でしょうか。名前から分かる方もいらっしゃるかも知れませんが、物価の変動に応じてリターンも変わるというタイプの債券です。
実はかねてから、このタイプの債券は大きなリスクを取りたくない個人投資家に向いていると思っていました。なぜなら、大きなリスクを取らずにインフレ対策をすることが出来るのです。
最近は、債券に投資する個人投資家も増えているようです。これにはいくつかの要因が考えられそうです。
投資環境が整備されたのがもっとも大きいでしょうか。100万円以下で買える国内債券も増えましたし、外債も買いやすくなりました。また円建ての場合、償還まで持てば元本保証というのも投資しやすい要因でしょう。預貯金と近いイメージで投資をすることが出来ます。
先日、新発の10年物国債の取引が成立しなかったということがあるそうです。一部ではこの件で騒いでいる人もいます。
具体的に何が問題なのでしょうか。あるいは、そもそも問題はあるのでしょうか。専門家の見解をチェックしてみましょう。
極東証券という証券会社のサイトに、債券の「安全性」「収益性」「流動性」に関する説明がありました。ちょっと引用してみましょう。
券は、「安全性」、「収益性」、「流動性」の3面に優れているといわれています。しかしながら、この3つのいずれもが高い債券はありません。たとえば、そのような債券があれば、投資家の買いが増え、価格が上がり、その結果、収益性が下がってしまうからです。つまり、この3つはトレードオフの関係にあります。
したがって、投資家自身が投資目的、期間や資金の性格に応じて、「安全性」、「収益性」、「流動性」のいずれに重点を置くか決める必要があります。長期間保有するのであれば、流動性や安全性よりも、収益性に重点を置くべきです。反対に、短期の資金であれば、収益性よりも流動性や安全性を重視し、常に現金化できるようにすべきです。
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