金融庁によると、NISA の買い付け総額は、2014年6月末の時点で1.5兆円程度なのだそうです。1
率直に言って、1.5兆円って少ない気がするのですけど、どうなのでしょうか。大雑把に言うと、国民1人当たり1万円ちょっとて事ですよね。NISA の非課税枠が100万円ですから、その1%しか使われていない計算です。
金融機関が大騒ぎした割りには、大した額では無いなあという印象です。
口座を作っただけで使っていない人が多そう
ちなみに記事によると、NISA の口座数は約727万口座なのだそうです。全国民の約6%がNISA 口座を作っているということですね。ということは、ざっくり言って、1口座につき20万円程度が入っている計算ですね。
NISA が所得税非課税の仕組みであることを考えると、利用できる人はフルに枠を使う人が多いでしょう。ということは、口座開設だけして使っていない人たちも多いのかもしれません。
それとも、本当にフルに枠を使っていない人も多いのでしょうか。NISA を使うような情報に敏感な人なら、積極的に非課税枠を使う気もするのですけどねえ。まあ、実態は良くわかりません。
一部の人だけが使っていると言う事実は間違いありません
何にしても、NISA を使っている人は、ごく一部に限られると言うのは間違いありませんね。なにせ、口座を開設している人が727万人しかいませんから。金額的にもたったの1.5兆円です。
あれだけ大騒ぎをした割には、思ったほど使われていないのだなあと言うのが実感です。結局、ある程度の富裕層か、意識が高い人のための仕組みということなのでしょうか。多くの庶民は関心を示さなかったわけです。
- NISA買付総額は6月末時点で1.5兆円、若年層への普及が課題(ロイター)2014年9月12日 [↩]
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