テレビなどでもおなじみの、嘉悦大学教授の高橋洋一氏が面白いtweet をしていました。元財務官僚だった方ですね。
高橋洋一(嘉悦大) @YoichiTakahashi
株や為替のアナリストの予想は信じない。おそらくそのときの雰囲気で云っているだけで何のロジックもないから。しかし、reverse indicatorとしてみれば結構な打率。みんな株高、円安ということは近いうちにreverse indicatorのいうことがあるかも???
何を言っているかというと、株とか為替のアナリストはデタラメだといっています。それどころか、彼らの予想の反対の動きをするといっているのです。かなり酷い言い草ですね。
今はアナリストが株はこれから上がると言っています。そして、円は今後さらに安くなるといっています。その逆と言うことですから、今後日本株の株価は下がるでしょうし、円高になるだろうと言うことです。
まあ要するに、皆が強気の時には、相場は加熱しすぎと言うことなのでしょうね。
カクテルパーティー理論
実は、この手の事は昔から言われています。ピーターリンチというアメリカの投資家が提唱した、カクテルパーティー理論と言うのがあるのです。
「理論」と言うと難しいもののように感じますが、全く堅苦しいものではありません。どんな内容かというと、カクテルパーティーで株式投資の話題で盛り上がるようならその相場は終わりに向かっている、のだそうです。
普段投資に関心を示さない人が投資について熱くなり始めたら、相場は加熱しすぎと言うことですね。みんな強気になったときには、何か疑えと言うことだと理解しておくと良いでしょう。
どちらも理論に基づくものではないが
上で紹介した話は、どちらも難しい理論に基づくような話ではありません。というか、ただの軽口の類です。
でも、相場について考えるきっかけとしては、頭に入れておいても良いかもしれません。アナリストの見解が一致したら相場は過熱しすぎかもしれません。素人が株に手を出し始めたら、さらに加熱している状況でしょう。
実際、投資は逆張りの方がうまく行くと言いますしね。
もう一つの指摘も大事
ちなみに、もう一つの「そのときの雰囲気で云っているだけで何のロジックもない」と言う指摘も大事です。
投資経験が浅い人は、アナリストなどの言うことを真に受ける傾向があるようです。テレビなどでチラッと言った一言を、素直に信じてしまうわけですね。
でも、ちょっと前に書いたように、金融機関のエコノミストやらアナリストなんてそんなに信頼できるものではありません。話半分に聞いて、参考に出来そうな部分は参考にする程度のスタンスで良いと思います。
私自身は全員が全員「何のロジックもない」とまではいいませんが、信頼していないのは同じです。それに「何のロジックもない」人が混じっているのは事実でしょうし。
あと、彼らが言ったことを覚えておいて、将来検証してみるのも面白いかもしれませんよ。どれほどの実力があるのか、具体的な数字で確かめられますから。
相場が大きく動いた時など、あまりの惨状に絶句すると思いますけどね。
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