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成長する中国経済に投資したら儲かったのか?| 結局は分散投資が良いようです

かつて中国は有望な投資先だと煽っていた人たちがいました。そして実際、中国経済は大きくなりました。

それでは、煽りに乗って中国に投資した人は、儲けることが出来たのでしょうか。期待したほどは儲からなかったというケースが多いような気がします。

10年前くらいからでしょうか。投資の専門家などにより中国株への投資が勧められるようになりました。「これから急成長する中国経済の成長に投資しよう!」という感じのキャッチフレーズでしたね。

また、投資信託などの中国に投資できる商品も開発されました。個別の中国株に対応する証券会社も現れました。その投資の結果はどうだったのでしょうか。

中国経済は大きくなったが

実際、ここ10年で中国経済は大きくなりました。この点で否定する人はいないでしょう。今後の経済成長にはかなり疑念がありますが、ここまである程度の成長をしたのはまちがいありません。

それでは、中国株の成長に投資した人にはどの程度の恩恵があったのでしょうか。中国の成長に乗れたのなら、さぞかし儲けられたはずですよね。

ただ、中国の株式指数を見ていると、中国株投資で儲けられた人は必ずしも多くなさそうです。少なくとも、リスクに見合うほどのリターンがあったとは言えないでしょう。

中国の成長ペースほどは儲からなかったようです。

市場によって投資の結果はだいぶ違う

中国には3つの株式市場がありますが、その中で一番悲惨なのが上海総合指数です。現在の水準は、10年前の水準とほとんど変わりません。リスクを取って中国に投資したのに、ほとんど儲けられなかったのです。

投資のタイミングを間違っていたら、さらに悲惨です。リーマンショックの直前のタイミングに投資していたら、半分以下に資産を減らしていたかもしれません。

次に良かった方の例です。香港のハンセン指数は過去10年で上昇しています。ただ、それでも2倍まではいっていません。8割程度の上昇でしょうか。

10年で8割上昇と言うことはあ、年6%程度の成長と言うことですね。

もちろん、年6%成長というのは、パフォーマンスとして特別悪いわけではありません。でも、中国に投資しているというリスクを考えると、ちょっと寂しいパフォーマンスですよね。

深センに関しては、過去10年で2倍以上になっているようです。しかし、この市場に関しては株価の変動が大きすぎて、投資するのは相当の勇気が要ります。ほとんどギャンブルです。

大きく下がったタイミングでビビッて逃げ出す人が多いのでしょうね。かなりのハイリスク・ハイリターンだったと言えそうです。

中国経済の成長率に及ばない

ちなみに過去10年間、中国のGDP は毎年8%以上の成長をしてきました。ということは、株式投資をしても、GDP の成長程には儲からなかったと言うことです。

まあ、中国のGDP がどこまで信じられるかと言う問題はありますけどね。何にしても、株式のパフォーマンスとしては寂しいものです。

あるいは、中国の成長期待が剥げてきたのかもしれません。

10年前に煽られていたほどは儲からなかった

以上のような点を考えると、中国への投資は全体としては儲かったと言えそうです。しかし、期待していたほどのリターンは無かったとも言えそうですね。当時煽っていた人の感じだと、投資額が数倍に増えそうな勢いで話していましたからね。

先進国の市場に比べてボラティリティがかなり大きいですから、リーマンショック前に限らず、始めたタイミングによっては大きく損をした人も少なくないはずです。投資を始めたけど、大きく下げた所で怖くて逃げ出したなんて人も多いでしょう。

特に悲惨なのは、リーマンショックの直前に中国への株式投資を始めた人です。こういう人は、半分以下に資産を減らしていそうですね。

アメリカに投資をしていれば低リスクだった

ちなみに、過去10年間アメリカの株を持っていたらどうでしょうか。アメリカのS&P500という大企業の指数を見てみると、過去10年で6割から7割くらいは株価が上がっているようです。

率直に言って株式投資としてはちょっと物足りない数字です。それでも、米国株でも中国株とそれほど変わらない成果は出たと言えるでしょう。

これは次のチャートを見るとよくわかります。赤の線が香港のハンセン指数で、青の線が上海総合指数です。そして、緑の線がS&P500ですね。S&P500がハンセン指数と上海総合指数の間にあるのが分かります。

中国市場とアメリカ市場の株価の比較

中国市場とアメリカ市場の株価の比較

さらに株価の動きを見てみると、緑の線は上下に大きくぶれていないのがわかるでしょう。それに対して、上海総合指数の青い線は、すごい上下動をしています。

つまり、アメリカ株は中国株に比べてリスクが小さいと言えるのです。しかも、相当リスクが小さいと言えそうです。それなのに、リターンはたいして変わらないわけです。

あくまで結果論ですけどね。

この程度のリターンしかないなら分散投資で良いはずだよね

率直に言って、過去10年の中国株のパフォーマンスは期待はずれなものでした。しかも、新興国にありがちな、ハイリスクの市場だったのもまちがいありません。

これだけリスクを取ってこの程度のリターンなら、世界の株式で分散投資しておけばよかったと言うことになりそうです。結局、分散投資って強いんだなって言うのが、結論なのでしょうね。株価の大きな変動を避けられます。

こういうのをみると、素人はおとなしく分散投資をしようって思いませんか?

中国株で何倍にも儲かるという発想は市場原理の無視

そもそも、中国株の株価が何倍にも上がるといっていた人は、市場原理を無視していますよね。株価と言うのは、将来の成長を見込んで値段がつくものです。中国の成長が確実だと思えば、それは既に株価に織り込まれているはずなのです。

そうであれば、中国株に過度な期待をするのは、そもそも間違いだったのです。中国企業の株価には、成長期待は織り込まれているのですから。

多分、今後も有望な投資先だという煽りは出てくるでしょう。でも、そういう煽りに乗せられないようにするのが大事です。

私達みたいな一般人が情報を手に入れる頃には、期待は価格に織り込まれています。それ以上に株価が上がるとしたら、期待以上の上ブレするサプライズがあるような時だけです。その情報をつかんでいないのなら、過度な期待は禁物だと言うことです。

株式投資をするなら、どの証券会社を選ぶ?

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投資信託を使って株式投資をするのであれば、SBI証券をおすすめします。取り扱っている投資信託の本数が多く、積立ての機能も充実しているのです。また、顧客満足度が高いことでも知られています。

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