NISA が2014年に開始されるのを見据え、金融各社は投資信託の開発に注力しているようです。
ちなみにNISA というのは、個人投資家に対する投資優遇税制の事ですね。一定の範囲内で、株や投資信託の配当金や売却益が非課税になります。
具体的な商品開発で言うと、みずほ銀行が新規の投資信託の開発をしているようです。20種類以上の投資信託の投入を考えているとか。
■ みずほ銀、投資信託を大量開発へ…新税制にらみ(読売新聞)
記事によると、20本も一気に投入するのは異例なのだそうです。
また、投資信託会社もNISA に対応した新商品開発や販売方法の模索などを急いでいるようですね。野村アセットは市場調査を通してNISA に適した商品の調査を行っているようです。
■ 野村アセット、NISA8万人調査踏まえた「低リスク・コスト」投信(サーチナ)
顧客の利益に資する投資信託は投入されるのでしょうか?
新しい投資信託が開発されるのは、決して悪いことではありません。しかし、個人投資家にとってメリットがある投資信託が開発されるかどうかは、注意してみないといけないですね。
というのも、一般向けに販売されている投資信託の多くは、手数料が高いものばかりだからです。良い投資信託もあることはあるのですが、そうでないものの方が多い印象です。
特に、銀行は割高な投資信託が多い印象なんですよね。すべての銀行がそうだとは言いませんけどね。
まあ、良い投資信託が作られることに期待しましょう。
投資信託を作りすぎるのはいかがなものか
ところで、日本の投資信託は寿命が短いと言われています。数年で償還されてしまう投資信託も多いのだとか。
こんなアホみたいに次から次へと投資信託を作るのではなく、スタンダードで長期的に利用可能なものを作って欲しいですよね。そもそも投資信託は長期年のための商品なのですから。
その意味では、今回の動きにもちょっと不安を持っています。また、下らない投資信託が量産されるのではないかと思っているのです。
今回の場合は、投資初心者の取り込みがテーマになるのでしょうか。そうなると、低リスクでリターンが良いなんて謳った投資信託がたくさん出てくるのでしょうね。
もちろん、そうならないことを期待しますけど。
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