数日前に長期金利が急上昇し、一時年率で0.92%をつけました。これを見てアベノミクスに反対の立場を取る人から、いっせいに否定的な声が上がりました。アンチの人は最近は発言の機会があまりなかったですから、こういうチャンスを待っていたのでしょうね。
悲観論を声高に叫ぶ人のことを真に受けて良いかと言うと、必ずしもそうでもありません。悲観論は何となく賢い意見のような気がしますから、説得力がありますけどね。説得力があっても常に正しいわけではないのです。
金利上昇があっても影響ないとする意見も
そこでこのページでは、楽観的な意見を掲載している記事をご紹介しましょう。テレビなどでもよく出ている高橋洋一という人の記事なのですが、金利が上昇してもアベノミクスには影響ないという見解です。
■ 経済が良くなれば財政も良くなるに決まっている! 長期金利上昇”から騒ぎ”の背後に透ける財務省の思惑とは
興味深い記事なので、この分野に関心がある人はチェックしてみてください。
長期金利が上がっても財政再建には影響ない
個人的に興味深かったのは、長期金利が上がっても財政再建に支障はないという主張です。景気回復するだけで、長期的には自動的に財政再建できる可能性もあると言っています。
この主張は財務相の見解と真っ向から対立するものです。財務相は財政再建をするには増税しないといけないという考えですからね。
彼自身、もともと財務相にいたことが有る人なので、財務相批判も説得力があります。
この意見に賛成するか反対するかはともかくとして、試しに読んでみてください。勉強にはなると思います。
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