何年か前に駒澤大学が運用に失敗して巨額の損失を出したと言うニュースがありました。デリバティブを使った運用を委託して、それに失敗したものです。
その当時思ったのは、大学の資産運用のアドバイザー的なポジションに、経済系の学部の教授を何故入れなかったのかという点です。そういう人がいたら、こんなリスクの高い運用は絶対にしなかったはずです。
そもそも駒澤大学には、経済学部も経営学部も存在しますからね。デリバティブのリスクが理解できる人材なんて、履いて捨てるほどいるはずなんですよね。デリバティブがハイリスクな商品だって事は、学生だって有る程度分かるような話ですから。
アリバイ作りに見えるんだよな
ちなみに、この件に関して、駒澤大学は資金回収の道を探っていたようでした。デリバティブの取引をしていたドイツ証券に、損害賠償請求をしていたのです。
昨日地裁での判決が出たのですが、もちろんと言って良いのでしょうか、駒澤大学側の負けでした。もともとの細かい契約内容は分かりませんが、運用を委託しておいて損をしたら金を返せは通じない理屈でしょう。
■ デリバティブ損失訴訟、駒大が敗訴…東京地裁(読売新聞)
多少でも取り返せる可能性があるとすれば、契約の不備があったとか嘘の説明があったようなケースでしょうか。でも、このあたりは金融機関も理論武装しているはずですしね。常識的に考えて、裁判で負けるとも思いにくいのです。
ちょっと思ったのが、大学側がアリバイ作りのために裁判を起こしている可能性です。全力で資金回収をしていますと言う姿勢を、関係者に見せるためだけの裁判ではないかと思ってしまうんですよね。
まあ、あくまで推測ですけどね。それとも、本当に勝てると思って裁判を起こしたのでしょうか?
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