このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

外国債券でも通貨型投資信託みたいなことをするんだね

SBI証券のサイトを見ていたら、ドイツ銀行ロンドン支店の社債が紹介されていました。SBI証券は新発の外債の取扱も積極的です。

ただこの債券、かなり変わっている所があります。というのも、ドイツの会社のロンドン支店の社債なのに、円建てでもユーロ建てでもポンド建てでもなく、ブラジルレアル建てなのです。

少し前に通貨型と呼ばれる投資信託が流行ったことがあります。どんな投資信託かというと、ブラジル・レアル建てとか、南アフリカ・ランド建てなどの高金利の通貨を利用するのです。

こうすることで投信が投資する債権の表面利回りを高く見せかけることが可能です。まあ、実際は別段有利でない可能性が高いのですけどね。

最近はその手法を、利付債でも取り入れているということのようですね。まあ、手の込んだことをするものです。

さらに興味深いことに、この債券の決済は円建てで行われるということです。もう、ここまでくると、投資信託を買うのと大差が無いように思えますね。

ちなみに、税引き前の年利が6.00%という、かなり表面利回りの高い債券です。

高金利だから有利とは言えない

何に投資するかは個人の問題なので、こういった債権を買えとも買うなとも言いません。

ただ一つ覚えておいた方が良い事があります。2つの通貨で金利差がある場合、為替は金利差を打ち消す方向に動くという事実です。

つまり、レアル建てにすることで表面的に高金利になります。しかし、為替が金利を打ち消す方向で動くので、見た目ほどのメリットは無い可能性も大きいわけです。

その他、こう金利の通貨には、高金利になるそれなりの理由があります。ハイリスクであると思って間違いないでしょう。

投資をするにしても、こういう事実は把握した上で行うことをおすすめします。分かった上で買うのなら、無理にとめはしません。

まあ、あくまで理屈の上での話ですけどね。金利差が広がる方向に動く可能性だって、無くはありませんし。

個人投資家が債券に投資するなら、ネット証券が便利!

大手のネット証券なら、個人向け国債から高金利の外国債券まで購入する事ができます。さらには、ちょっとリスクが高い商品も購入可能です。債券の投資に興味を持っているなら、チェックしてみましょう。ちなみに、お勧めは、SBI証券です。

スポンサードリンク

まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう

個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。

普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。

iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

スポンサードリンク


このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。