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ファンドラップってぼろい商売だよね│ 手数料を具体的な金額にしてみるとどれだけ手数料が高いのかよくわかります

ファンドラップが人気のようです。金融機関は、かなりお金を集めているようですね。

確かに、ファンドラップはいい商品です。でも、「投資家にとって」ではありません。金融機関にとっていい商品なのです。なぜなら、手数料が非常に高いので、かなり儲けられるからです。

さて、手数料が高い金融機関が儲かる商品は、投資家にとっていい商品なのでしょうか。冷静になって考えれば、答えは簡単にわかりますよね。

ファンドラップが人気のようです

最近、各金融機関は、ファンドラップという商品に力を入れているようです。

ファンドラップというのはラップ口座と呼ばれる金融商品の一つです。ラップ口座というのは、簡単に言うと、金融資産の運用を専門家に丸投げしてしまう方法の事を言います。

運用の方針だけを最初に話しあって決定し、後は基本的にプロに任せてしまうわけです。

ラップ口座の「ラップ」というのは、英語で「包む」という意味ですね。全ての運用をお願いしてしまう口座なので、ラップ口座というわけです。

ファンドラップというのは、ラップ口座の中でも、運用商品を投資信託に絞ったものです。ファンドで運用するラップ口座だからファンドラップということです。

ですから、結局ファンドラップというのは、投資家に代わって投資信託を買っているだけのサービスです。運用方針の話し合いなどはありますけどね。基本的には、投資信託を選んで買うだけです。

手数料を払って、そんなことをしてもらう必要はあるのでしょうか?まあ、どの程度を手数料を取るかにも寄りますよね。

そこで、ファンドラップの手数料の妥当性について考えてみましょう。果たして、ファンドラップの手数料は妥当なものなのでしょうか。

要するにファンド・オブ・ファンズ

各社の商品説明を見る限り、ファンドラップと言うのは、顧客一人ごとに個別に運用しているわけではないようです。リスクとリターンのバランスでいくつかの組み合わせをつくり、それを選ばせると言う方法を取っているようなのです。

でも、これって、いわゆるファンド・オブ・ファンズと同じ仕組みですよね。ファンド・オブ・ファンズというのは、投信に投資する投信の事です。ファンド・オブ・ファンズは、FOFs などと書かれたりすることもありますね。

一般的な投資信託が、株式や債券に投資するのに対し、ファンド・オブ・ファンズは、投資信託を買って運用するのです。つまり、投資信託を買うことで、株式や債券、不動産などに間接的に投資するのがファンド・オブ・ファンズというわけです。

ということで、結局のところ、ファンドラップと言うのは、金融機関が自前でファンド・オブ・ファンズを持つことと大差がないようです。少なくとも私には、ファンド・オブ・ファンズとの大きな違いがわかりませんでした。

敢えて違いを挙げるとすると、契約時などに方針の相談が出来る事でしょうか。でも、それだけのメリットだとしたら割高なサービスの可能性も大きいです。

もともと、ファンドラップ自体も手数料の高さを指摘されることが多い商品です。それより高いとなると、果たしてその手数料は正当なものなのか、疑わしくなってくるのです。

通常の投信の2倍の手数料を取られて、上手くいく確率は低い

ファンドラップの手数料は、運用資産に対して年1.5%弱くらいの手数料を取る事が多いようです。この手数料は、株式に投資するアクティブ運用の投資信託とほぼ同じ水準です。

そして、ファンドラップを通して購入する投資信託には、当然ですが手数料がかかります。この手数料は投信によりまちまちですが、1%を超えるものも多いようです。

と言う事は、私たちとしては、実質的に2本分の投資信託の手数料を払っていることになるのです。そして、その手数料は運用する資産に対して3%近くにものぼります。

10年もの日本国債の利回りが1%を割るような時期に、この手数料はどう考えても高すぎます。正直なところ、賢い選択だとは思えないのです。

常識的に考えるとわかると思いますが、低リスクで3%近い利回りで運用できる商品なんて見つけられないですよね。最近は、0.3%で運用できる元本保証の金融商品すら見つかりません。3%で運用できるような、そんな夢のような商品があるのなら、教えて欲しいくらいです。

これは金融機関にとっても同じ事なのです。例えば生命保険のような金融機関でも、運用が上手くいかないので予定利率を下げ続けています。あるいは、運用難のために厚生年金基金が行き詰まっているなんてニュースも耳にしますよね。

ファンドラップだけがこれらの金融機関と違うということはありません。プロに任せるから、多少手数料が高くてもそれを上回るリターンがあると考えるのは幻想です。

もしそんな能力があるのなら、投資信託で大儲けする人はもっとたくさんいるはずですよね。そんな優れた運用のプロがたくさんいるのなら、アクティブ運用の投信の基準価額だってどんどん上がっていくはずです。

ということは、3%弱というファンドラップの手数料は、はっきり言って高すぎるのです。そもそも金融機関が3%で運用できないのに、3%も手数料とっているとしたら、かなり詐欺的な感じがします。

手数料についてもう少し詳しく

手数料をパーセントで考えても、イメージがわきにくいという人も多いでしょう。そこで、具体的な金額で考えてみましょう。

ファンドラップは、500万円以上から受け入れているところが多いようです。そこで、キリが良いところで、運用資金を1,000万円として計算してみましょう。

まず、ファンドラップの手数料が年1.5%だとすると、毎年15万円を手数料として払うことになります。

1.5%だとそんなに高い手数料ではないと考えていた人も、15万円と聞くとイメージが変わるのではないでしょうか。15万円で買えるものを思い浮かべてみてください。結構色々なものが買えそうですよね。

しかも、実際は、ファンドラップで買い付ける投資信託にも、同程度の手数料はかかっています。と言う事は、毎年30万円近い手数料を取られていることになります。

これって、数年分の運用の手数料で、車が買える水準ですよね。

信じてお金を託した金融機関は、車が買えるのと同価値の仕事をしてくれているのでしょうか。少なくとも私は、そんな親身な金融機関は見たことがありません。

具体的な金額で考えることで、手数料の高さを具体的にイメージできたのではないでしょうか。

金融機関はすごく儲かる

このファンドラップと言う商品は、販売する金融機関の側から見てみると、とても儲かる商品です。

まず、運用自体は投資信託を買うだけですから、大した手間ではありません。買い付けだけなら、ほんの一瞬ですからね。細かい売買もしないでしょうし。

しかも、顧客ごとに運用するわけではありません。リスクとリターンごとに大きなグループをいくつか作って、それを運用するだけなのです。

金融機関には楽な商売だと言うことがわかるでしょう。私には、単なる集金システムとしか思えません。

金融機関にとって手間がかかるのは、運用の最初に行なわれる方針に関するコンサルティングだけです。でも、上に挙げたような手数料を考えると、その程度の手間は惜しまないでしょう。

それに、資金をまとめて運用するから、顧客の数を増やしてもコストはさほど増えません。ということは、金融機関にとっては、客を集めれば集めるほど儲かる仕組みになっているのです。

これだけ見ても、金融機関に取って美味しい商品である事がわかるでしょう。各金融機関が、最近力を入れている理由が良くわかります。

金融機関に手数料を取られるということは、私たちの取り分がへるということです。そんな商品が人気だと聞くと、なんともやるせない気分になるのです。

まあ、簡単に騙される方も問題は有ると思いますけどね。細かい手数料の仕組みをチェックしてみたら、ファンドラップが割高な商品であることは一目瞭然ですから。

何百万円、何千万円と任せるわけですから、そのくらいチェックすればいいと思うのですけどね。多くの人は、そのひと手間を惜しむようです。

何れにしても、金融機関にとって儲かる商売と言うのは、私たちには不利だという事です。それだけ手数料が割高な商品だと思ってください。

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