資産運用をしようと思っている方の中には、外国債券に投資しようと思っている人もいるかもしれません。実際に既に投資をしていると言う人も多いことでしょう。
外国債券への投資と聞くと、とても難しいもののように思えます。しかし、債券の購入自体は別段難しいことではありません。それに、直接債券を買うのに抵抗がある人でも、投資信託を使えば手軽に外債投資が可能です。
確かに、外債への投資は魅力的に感じます。日本国債の場合は、10年物でも1%を割る水準です。それと比べると、何倍もの金利が付いているからです。興味を持つ人が多いのは、当然と言えば当然でしょう。
実際、証券会社などにいくと、外債や外債関連の投資信託をすすめられる事も多いようです。特に、高齢者の方にはこうした商品を勧めることが多いようですね。株式投資などに比べてリスクが低いイメージがあり、すすめやすいのでしょう。
外債の利回りは日本国債と大差ない?
ただ、残念な事に、外債への投資はそれ程良い選択肢ではないかもしれません。というのも、先進国の外債の場合、日本国債と同程度の投資収益しか期待できないからです。
日本国債よりも明らかに金利が高いのに、日本国債と同程度しか投資収益を期待できない。こんな事をいわれても、にわかには納得できないでしょう。どういうことなのでしょうか?
2国間で金利差がある場合、一般的に、為替は金利差を打ち消す方向で動きます。ですから、別の先進国の債券が一見高金利に見えても、為替が動く事で金利差が消えてしまうのです。と言う事は、期待される利益は、日本国債を買った場合と大差がないことになるわけです。
為替変動のリスクがある分、外国債券のほうがハイリスクだと考えられます。と言う事で、外国債券への投資は、ローリスク・ハイリターンと言えるのです。
もちろん、実際の為替変動は理論が予想するとおりに動くわけではありません。ですから、外国債券の方が大きく儲かる事も大きく損をする事もあります。確率的には外国債券は別段有利ではないと言う事です。
証券会社や銀行の窓口の人のセールストークに乗せられないように注意しましょうね。
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