経営状態が悪いシャープに関して、追い討ちをかけるように悪いニュースが報じられました。
何があったかというと、シャープのプラズマクラスター機能を搭載した掃除機で、問題点が指摘されています。消費者庁によると、広告にうたったような効果がないのだそうです。景品表示法違反にあたるということで、消費者庁が再発防止を命じています。
今回の命令の対象になっているのは、掃除機だけのようです。プラズマクラスター機能が入った他の製品では、特に何か言われているわけではないようですね。
それでも、ブランドイメージがある程度傷つく事は避けられないでしょう。何せ、全く効果がないと言われてしまったのですから。プラズマクラスター機能付きの家電全般の売上への影響は避けられないように思います。特に最近、シャープはプラズマクラスターを推していました。その点も考慮すると、意外と影響は大きいような気もします。
まあ、虚偽の効果をうたっていたのなら、100%シャープの責任でしょう。自業自得と言えばそれまでですけどね。でも、タイミングとしては最悪ですよね。経営が苦しいから、虚偽広告なんて出したのかもしれませんけど。
ちょっと余談ですが、家電業界が打ち出すこの手の機能には、あまり良いイメージを持っていません。以前もマイナスイオンが出るという家電を売っていましたよね。でも、マイナスイオンが健康に良いなんて、科学的には確かめられていない事実です。そもそも、マイナスイオンが何かという定義もあいまいですし。ちなみに、マイナスイオンの広告も、行政による指導が入ったはずですね。今回の件も、それと似た感じがします。
まあ、言葉はきついかもしれませんが、消費者を騙しているようにすら感じます。
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会社の存続は大丈夫なのか?
ところで、シャープといえば、今年の3月の決算でかなりの大赤字を出しています。自己資本比率も23.9%まで落ち込んでいます。現在リストラの真っ最中のところに今回の件があったわけです。そうなると、今後の経営への影響が心配になるところです。正直、こんな時期に大丈夫かと不安になりますね。
株価への影響は今のところ限定的
ちなみに、今日の株価を見る限り、影響は限定的なようにも見えます。前日と比べて多少下げていますが、数パーセント程度の下げにとどっているといった感じです。株式市場は今回の件による影響は限定的と見ているのでしょう。
既に売上は落ちるところまで落ちているという評価なのでしょうか。
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