NECの株価が、1株100円を下回ったそうです。
7月20日の終値で、99円でした。1
昔は値嵩ハイテクなんて言われていたんですけどね。
今では見る影もありません。
だって、NEC株1株よりも、自販機の缶コーヒーの方が高いのですから。
もちろん、単純に比較できるものではありませんけどね。
それでも、缶コーヒーより安いと思うと、何かがっかりですよね。
さて個人的には、1株の値段以上にPBRが気になりました。
そこでYahoo!ファイナンスを調べてみたのですが、PBRは0.39倍なのだそうです。
株安のこのご時世ですから、PBR1倍は仕方が無い部分もありまず。
でも、0.5倍を割り込んでいるという事実は、大きいと考えていいでしょう。
率直に言って、将来性の無いゴミのような会社だと、市場は判断しているわけです。
少なくとも近い将来、大きく利益を伸ばす可能性はほぼゼロだと判断しているわけですね。
しかもNECは、直近の決算で連結営業黒字でした。
営業黒字にもかかわらず、ここまで低い評価を受けているわけです。
10数年で株価は35分の1に
ちなみに、NECの株価の上場来高値は、2000年7月の3,450円なのだそうです。
ITバブルの頃でしょう。
その頃と比べると、株価が35分の1になっているわけです。
10年ちょっとでここまで落ちぶれるのも、逆に難しい気がします。
当時は、猫も杓子もIT株という時代でした。
ITをテーマにした投資信託も、たくさん作られていた。
完全にITをテーマにしたものではありませんが、悪名高い野村の日本株戦略ファンドもこの時代のファンドです。
そういえば、野村證券の落ちぶれ方も、NECに負けていませんね。
ブームに乗って投資をすると、痛い目にあうという良い例でしょう。
従業員持株会の人は悲惨だろうね
NECの株価下落で一番悲惨なのは、従業員持株会に入っている人たちかもしれません。
この人たちは、業績悪化で給料も減らされているでしょう。
その上、半ば強制的に持株会に入らされている可能性だってあります。
次のページでも書いていますが、やっぱり、持株会はデメリットの方が大きそうですね。
リスク分散のために、自社以外の株を買うことをおすすめします。
しかも、出来れば、全く違う業界のものを選びましょう。
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