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銀行・証券会社からの情報は疑ってかかろう│ 賢い資産運用をするには金融機関からの情報を無視するのが正解か?

ネット証券やネット銀行に口座を持っていると、ときどきオススメ商品のメールが送られてくる事があります。店舗型の金融機関の場合は、DMで送られて来ることもありますね。

これらの情報は、一見すると有利に見えるものもあります。でも、分かっている人が見ると、単なるセールストークであることが多いようです。

私たちにとって、有利でもなんでもない商品なのです。ときには不利なものであることすらあります。

有利そうな商品を見ても、すぐには飛びつかず、一旦調べてみる冷静さが必要そうですね。

一見有利に見えるETF やREIT の分配金情報

最近、某ネット証券から、一斉送信のメールが届きました。その中の情報の一つに、ETF やREIT の分配金に対する情報も入っていました。

ETF やREIT に分配金が存在する事を紹介し、それを「獲得しよう!」と煽っています。ちなみに、分配金というのは、株式で言う配当金のようなものだとお考えください。

ETF やREIT では、半年に1回とか1年に1回などのペースで、分配金を配ることが多いのです。特にREIT の場合は、価格変動と同じ程度に分配金が注目されています。

メールの中では分配金の情報を提供した上で、近々決算を向かえるREIT やETF を一覧で紹介していました。ETF やREIT の決算が、6月末から7月に多いことに注目した、営業メールと言えるでしょう。

情報提供という形を取りながら、暗にETF やREIT を買ったらどうかと促しているのです。

分配金は得でもなんでもない

このメールで引っかかったのは、分配金のプラス面にのみ注目しているという点です。REIT やETF を持っていると、どこかからお金が自動的に入ってくるような書き方をしているのです。

そんなふうに書かれれば、何となく得なように感じる人も多いでしょう。例えるなら、どこかからお金が湧いてきて、REIT やETF を持っている人に配られるようなイメージで語られているのです。

しかし実際のところ、分配金自体は得でもなんでもありません。むしろ、投資家にとって損だと言っていいでしょう。

運用しているお金を取り崩しているだけ

上で書いたとおり、分配金というのは、株式で言う配当金のようなものです。ということは、分配金というのは、EIT やREIT などあげた利益の一部を投資家に還元しているだけなのです。

分配金が支払われれば、当然ですが、ETF やREIT が持っている資産は減ります。ファンドが持っている資産が減れば、その分だけ価格は下がるのです。

つまり、分配金としてもらった分だけ価格が下がるわけです。要するに、理論的には、プラス・マイナス・ゼロということですね。

結局、分配という行為自体は、投資家にとっては得でも損でもないのです。

分配金には税金がかかる

さらに言うと、分配金には所得税がかかります。振込み手数料もファンドの資産を減らします。

ということは、税金や手数料の分だけ損だとも言えます。結局、分配金なんて無いほうがマシであるとさえ言えるわけです。

実際、資産運用の本の一部では、「配当や分配が無い株式や投資信託を選びなさい」と指南している本すらあります。

ネガティブな情報は意図的に出していない感じがイヤ

REIT やETF の分配金がでるという情報を提供して、販売促進を行うのは、別に悪い事だとは思いません。証券会社としたら、顧客に商品を買ってもらってなんぼの、手数料商売ですからね。

それにそもそも、REIT やETF は販売したところで、証券会社のメリットは大きくありません。はっきり言って手数料が安く、証券会社の儲けは少ない商品でしょうから。

REIT やETF を売るなら、より手数料が高い、投資信託でも売りたいでしょう。あるいは、さらに手数料が高いであろう仕組債とかね。

でも、投資家にとってマイナスな情報を提供しなのはあまり好きではありません。何か、ちょっと、騙している感じがしますよね。

知識が豊富な方が、自分に都合のいい情報だけを提供しているように見えるのです。結果的に、投資判断を迷わす事になるでしょう。

まあ、証券会社も営利企業ですから、期待しすぎても仕方がない部分はありますけどね。だとしたら、やっぱり、投資家が賢くなるしかありません。

ETF やREIT は悪い金融商品ではない

大事なことなので、最後にしっかり書いておきたいことがあります。ETF やREIT という金融商品自体は、決して悪いものではありません。

むしろ、手数料が安くて、投資家にとってはいい商品です。手数料が高い、一般的な投資信託よりも、優先されるべきでしょう。

特にETF は、積極的に選ぶべきだと思っています。証券会社の情報の出し方が気に入らないだけで、ETF やREIT 自体を否定するつもりはまったくないのです。

ちなみに、ETF やREIT は証券会社でしか買うことができません。興味があるひとは、チェックしてみてください。

売買手数料が安く、顧客満足度も高い、お勧めのネット証券。

ネット証券を一つ選ぶならどこ?

多少淘汰されたとは言え、今現在、かなりの数のネット証券があります。また、大手の証券会社でもネットを使った取引が可能な事が多いです。さて、数あるネット証券の中で、一体とこを選ぶのが良いのでしょうか。率直に言って、ちょっと迷う人が多いのでは無いかと思います。

個人的にお勧めなのは、SBI証券です。手数料が比較的安い上に、顧客満足度が高いのがその理由です。投資信託などの品揃えも豊富なので、とりあえず無難な証券会社でもあります。


また、株式投資をしたいということなら、GMOクリック証券をおすすめします。大手の中では、株式売買の手数料が圧倒的に安い証券会社です。

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まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう

個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。

普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。

iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

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