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楽天証券が月々1,000円からの純金積立を開始│ プラチナと銀も可能みたい

楽天証券では、純金の売買や積立てが可能です。これは、ネット証券を選ぶ上で、大きな特色の一つと言えるでしょう。

でも、純金って投資対象としてはどうなのでしょうか。一部の人は、非常に高く評価しているようですけど。

楽天証券で純金の売買・積立て

楽天証券が純金の積立サービスをやっています。1 非常に簡単に純金の取引ができるので、興味がある方は、楽天証券に口座を作ってみてはいかがでしょうか。

口座を作るだけなら無料ですし、手続きも簡単です。純金だけでなく、銀やプラチナにも投資可能なようですね。

純金に投資するメリットは?

ちなみに、楽天証券のサイトでは次のようなメリットが挙げられています。

  • 価値がなくならない貴金属3種類(金・プラチナ・銀)へ直接投資
  • 金・プラチナ・銀それぞれ、毎月「1,000円」から積立可能
  • 株/債券やFXの下落リスクを軽減する効果が期待できる
  • お申込みからお取引まですべてオンラインで完結
  • 万が一の時でも区分管理により積立資産は保全されます

これだけ見ると、とても魅力的な投資に感じられますね。月々1,000円ではじめらるので、とても手軽です。

また専門家の中には、運用する資産の一定割合は貴金属に投資する事をすすめている人もいます。実際、海外の著名な投資家の中にも、一定の貴金属を持っている人も多いです。

日本の企業年金でも、金を運用に組み入れている基金があるようですね。

デメリットもちゃんと見ましょう

でも個人的には、金やプラチナはすばらしいから、すぐにでも始めましょうとは言えません。なぜかと言うと、貴金属の期待リターンというのが良くわからないのです。

期待リターン(期待収益率)って何?

期待リターン(あるいは「期待収益率」)というのは、1年後に平均して何パーセント価値を増やしているかと言う数字です。

株式の場合は、一般に、「5%+インフレ率」程度だとされています。つまり、物価が年2%上がったとしたら、株価は7%上昇するという具合です。

もちろん平均なので、1年単位でみたらマイナスになることもありますけどね。基本的にはプロは、株価は上がるものだと思って投資しています。

貴金属の期待リターンって?

ただ、貴金属の場合は、この数字が良くわかりません。

でも、常識的に考えると、貴金属の期待リターンは低いはずです。それは、貴金属自体は付加価値を生まないからです。

貴金属自体はただのモノなので、それが有るだけで価値を生むわけではありません。これが株式などと大きく違う点ですね。

株式を買うというのは会社の一部を買うことですから、会社が大きくなるなら価値も上がります。そして、会社というのは、売上を伸ばすために努力をするものですよね。

貴金属の場合は、こういう努力はありません。ただ、インフレ率や需要と供給の関係で決まります。

需要と供給の関係は、時期によって全然違います。ということで、期待リターンはインフレ率と同程度と考えるべきでしょう。

つまり、貴金属自体は、付加価値は産まないのです。

貴金属は通貨よりはマシか

付加価値を生まないと言う意味では、FXなんかと近い商品なんですね。というか、現金を持つのと、かなり似ています。

ですから、長期の資産運用としてはあまりメリットを感じないというのが率直なところです。

ただ、(外貨も含めた)現金や預金と比べると、インフレには強いでしょうね。インフレになれば現金は価値は失いますが、貴金属はインフレ率程度は価値が増えます。

また、相場観をもって、貴金属を運用するのはいいと思うんです。産業の動向とか需給関係とかを見て、金の価格高騰が予想されるから、金を買っておくとかね。

そういう事ができる人は金・銀・プラチナへの投資はありだと思います。

貴金属は、買っておいておくのが良いとは思えない

でも、長期にお漬物にしておくのは、どうなんでしょう。どうせお漬物にしておくなら、個人向け国債でも買っておいたほうが良さそうな気がしますけど。

株式を含めた長期の資産運用では、長期に保有する事が良いことだとされています。それは何故かと言うと、株式などは期待リターンがインフレ率を上回るので、放って置くだけで儲かる可能性が高いからです。

株式などの値動きとは無関係に価格変動するので、リスク低減の効果は有るという話も有るのですけどね。リターンがゼロだとリスク低減もあまり意味がありません。

やっぱり、繰り返しになりますが、ある程度の相場観と言うか、経済見通しがある人向けの商品とうい感じでしょうかね。ということは、素人は手を出さないほうが無難です。

興味があったらどうぞ

まあ、今回はこんな商品もありますよと言う紹介でした。気が向いたら、もうちょっと丁寧に考えてみることにします。

手軽にはじめられるので、試していたいという人は、楽天証券の口座をご用意ください。損をしても構わない程度の少額で買ってみるのは、必ずしも悪いことではありません。


  1. 2012年5月26日受付開始で、5月28日サービス開始です。 []

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