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毎月一定額を貯蓄にまわす仕組みを作る

資産運用というのは、持っているお金を2倍3倍と増やしていく行為です。ということ、資産運用をするには、運用するお金が必要ということです。

ですから、できるだけ早い段階で、運用するお金を用意する必要があります。そのときに便利なのはが、積立をすることです。

資産運用をするには運用するお金が必要

資産運用というのは、持っている金融資産を2倍3倍と増やしていくことです。2倍3倍と増やすということは、資産運用というのは掛け算ということですね。

ということは、資産運用を行うためには、運用するためのお金が必要です。種銭1 がゼロだと、運用のしようがないわけですね。

ゼロは何倍してもゼロですから。

種銭は少しでも大きいほうが良い

そして、この運用するお金も、できるだけ大きいほうが良いわけです。これも資産運用が掛け算だからです。

資産運用の世界では、100万円を2倍にするのと、1000万円を2倍にするのは、同じくらいの難しさです。でも、儲けられる金額は全然違いますよね。

100万円を2倍にしても100万円しか儲かりません。これに対して、1000万円を2倍にすると、1000万円儲かることになります。

運用額が大きいほうが少し有利

さらに言うと、100万円を2倍にするよりも、1000万円を2倍にする方が、少し簡単なのです。なぜかというと、運用する額が大きいと、手数料が小さくなるからです。

わかりやすいのは株式売買の手数料でしょうか。売買額が大きいほうが、売買する金額に対する手数料が安くなっていますね。

金融機関としては、少額の運用に対しては、運用する金額に対する手数料を高くせざるを得ないのです。そうしないと、自分たちの儲けがでませんから。

例えば、1万円の取引に対して1%の手数料をとっても、100円の売上にしかなりません。これに対して、100万に対する1%の手数料は、1万円の売上です。

ということは、1万円の取引に対しては、少し高めに手数料を設定しないといけません。逆に、100万円の取引に対しては、少し割り引くこともできるわけです。

これは、一般的な商売のルールで考えても当然ですよね。金融機関にとっては、大きい金額を運用する方が上客です。

その上客の方がサービスが良いのは、珍しいことでもなんでもありません。

少しでも大きい種銭を用意する

ということで、できるだけ早い段階で運用する資産を作る必要があります。そして、その金額は、大きいに越したことがありません。

これがスタートラインに付く前の条件です。これを出来るだけ早くできるかどうかが、資産運用の最初の勝負です。

運用に回せるお金を少しずつ増やしていく

そして、最終的にある程度の額の試算を作るには、運用にまわせるお金を継続的に増やしていく必要があります。運用額が大きいほうが有利なわけですから、特に最初の段階では、運用するだけでなく貯蓄をすることも大事ですよね。

ということで、運用資金を増やすには、収入の一部を貯蓄し、資産運用にまわしていくという習慣を作る事が大事なのです。この点に異論がある人はいないでしょう。

ところが実際には、収入の一部を資産運用にまわすという事ができていない人が多いようです。生活費を浮かせて貯蓄にまわす事が出来ないのです。

まず、最初に貯める

繰り返しますが、資産運用では早い段階でお金を貯めるのが大事です。ところが、生活費を浮かせて貯蓄していくのは意外と難しい事です。

仮に多少の貯蓄が出来たとしても、思ったほどの額は貯蓄にまわせていないことが多いようですね。今やっている方法がうまく行かないなら、違う方法を考える必要がありそうです。

私がおすすめする方法は、毎月の給与を貰ったときに、その一部を最初に貯蓄してしまうという方法です。「節約して生活費を浮かせる」のではなく、「最初に貯蓄し残りのお金で暮らす」というふうに考え方を変えるのです。

これが自動的にできれば、尚良いでしょう。ようするに、積立です。

例えば、1か月3万円なり5万円なりと、貯蓄をする額を決めてしまいます。そして、そのこりのお金で生活をするわけですね。基本的には借金はしてはいけません。

経験的には、このやり方のほうがずっと簡単です。というか、節約をして3万円とか5万円を浮かせるのは、難しいという人が多いのでは無いでしょうか。

貯蓄に回すお金だと思っていても、お金があると思うと、人間は欲望には勝てませんからね。しかし最初に貯めてしまえば、使えるお金が減ってしまいますから。使いようがありません。

もちろんカード払いをするとか、どこかから借りるなどの方法で、消費をすることは可能ですけどね。それでも、残っているお金をつかうことに比べれば遥かにハードルは高いはずです。

まあ、騙されたと思って、試してみてください。

貯蓄用の口座を持とう

毎月一定額を貯蓄するためには、貯蓄したお金を貯めておく口座が必要です。この貯蓄口座は銀行の普通預金口座でもかまいませんし、証券会社などの口座でもいいでしょう。

何にしても大切なのは、生活費を入れておく口座とは、はっきりと区別することです。生活費を入れておく口座にあると、使ってしまう可能性があります。それに、運用目的でいくら貯まったのかが明確になりません。

この口座のお金は生活費としては使わないというルールを徹底してください。もちろん借金も駄目です。残された額だけで生活するのです。

もちろん、何かのトラブルでお金が必要だと言うときには、この口座のお金を使ってもいいと思います。しかし、それ以外の場合では、できる限りこの口座のお金には手を出さないようにしましょう。

細かいトラブル程度なら、生活費の中で解決する事が必要です。金額的に言うと、数万円で対処可能なら、なんとかやりくりをして乗り切ってください。

可能な限り手間のかからない方法で

さて、毎月一定額を貯蓄するのは、可能な限り手間のかからない方法で行いましょう。

給料が入ったら最初に移すのは、やってみると意外と面倒です。ですから、出来れば自動的に貯まるような仕組みを作るべきです。

投資信託の積立を使う

個人的に一番オススメなのは、ネット証券会社に口座を作り、投資信託の積立をすることです。

最近のネット証券は投資信託の積立に力を入れています。月々500円、1000円程度から積立てることができるのです。

積立てる資金は銀行から引き落としができるので、これを利用すれば自動的にお金が貯まります。それどころか、運用資金の準備をしながら投資信託で運用ができるのです。

これは一石二鳥と言えるでしょう。非常に優れた仕組みです。

ちなみに、個人的にお勧めなのは、SBI証券です。投資信託の積立の機能が充実していますし、ネット証券としての評価も高いです。

ただ、投資信託の積立の場合は、多少の予備知識が必要です。数百本、数千本という投資信託の中から、積立てるべき投資信託を選ばないといけないからです。

この点は、若干ハードルが高いかもしれません。

会社に頼んで複数の口座に振り込んでもらう

いきなり投資信託の積立が抵抗があるというのなら、貯蓄専用の銀行口座を持つのがいいでしょう。このケースで一番簡単なのが、給与を生活費用と貯蓄用の口座それぞれに振り込んでもらうという方法です。

一部の会社では、給与の振込口座として複数の口座を指定できるようです。そうことが可能な会社では、最初から分けて振り込む事が出来るわけです。

夫が勤める会社の総務などに確認してみましょう。

妻の給与を全て貯蓄するという方法

妻がパートタイマーなどとして働いている場合は、妻の給与全てを資産運用に使うと言う手もあります。妻の給与振込み口座には手をつけず、全て貯蓄にまわすのです。

これは現在の生活スタイルなどがあるので難しい人もいらっしゃるかとは思います。まあ、一つの方法として検討してみてもいいでしょう。

ネット銀行を使った方法

あるいは、貯蓄口座としてネット銀行の口座を使うと言うのも良いアイディアだと思います。

この場合は、先ず給与の振込口座をネット銀行の口座変更します。そしてネット銀行から、生活費を普段使っている銀行の口座に振り込むのです。

つまり、投資用のお金を別口座に移すのではなく、毎月一度、生活費を普段使いの口座に移すイメージです。

ネット銀行からの振込みは簡単ですし、一定の回数以下なら手数料がかからない場合も多いです。また、振込み自体の処理もネットで簡単に出来ます。

ですから、ルールさえ決めておけば、この方法はとても簡単です。

ちなみに、これを行う場合は、住信SBIネット銀行がおすすめです。貯蓄や振込みの機能が充実していますし、金利も比較的有利です。


資産運用を始める前に覚えておきたい9つのポイント


  1. 「お金をためようとするとき、そのもととなる銭。」(精選版 日本国語大辞典) []

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まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう

個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。

普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。

iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

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