最近、1ドル80円台の円安になり、日経平均も上昇しています。
マーケットがらみでは暗いニュースが多かったですから、久々の明るいニュースと言えそうです。
ところで、今回の円安と株高は、日銀がきっかけになっているのは間違いないでしょう。
株価も為替も、2月14日の金融政策決定会合を機にあがっているように見えます。
結構大きい動きでしたから、株式投資でもFXでも影響があった人も多いでしょう。
ちなみにこの金融政策決定会合では、2つの事が発表されています。1
一つは、資産買い入れのための基金の増額です。
そして、もう一つが、物価上昇の「めど」について初めて言及した事です。
当面は消費者物価の前年比上昇率で1%めどとする
個人的には、インフレの「めど」というのは、不十分なものだと思いました。
「目標」ではなく「めど」という表現を使ったところに、逃げ道を作っている感じがします。
「めど」だから達成できなくても責任は無いという、言い逃れを考えているように思えます。
少なくとも、一般的に使われているのと違う表現をわざわざ持ち出すのには、何かの理由があるのでしょう。
それに、1%というのは、ちょっと小さすぎるように感じました。
それでも、その後の株価の上昇と円安を見ていると、一定の効果があったのは間違いありません。
資産買い入れの増額だけで、これだけドラスティックに市場が反応するとは思えませんから。
結果だけ見ると、財務省による為替介入よりもはるかに効果がありました。
というか、為替介入はかなりの規模だったのに、ほとんど効果がありませんでしたからね。
まあ、単独介入の効果が限定的なのは、よく知られていることですけど。
この結果は、一部の人が指摘するように、現在の円安は日銀の怠慢だと言うのを裏付けることになったのかもしれません。
すなわち、日銀が通貨の供給を増やせば、円安いになると言う指摘です。
これに対して、今後さまざまな反応が見られるのでしょうね。
特に、日銀への風当たりは厳しくなるかもしれません。
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