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何をどうやったらそんなに損を出せるのだろう?

一部の年金基金ではびっくりするほどの運用損を出しているようです。
こんな大金を運用するのに、まともな運用担当者がいないのでしょうか?

厚生年金基金で性質が悪いのは、最終的には企業が運用失敗の尻拭いをしないといけないという点です。
このまま行くと、少なくない数の企業が倒産するかもしれません。

AIJ投資顧問がらみで、厚生年金基金の様々な問題点が注目されています。
報道を見る限り、AIJに投資していた基金の損失だけが問題というわけではなさそうですね。

そんな話の一つとして、時事通信の記事で興味深い物を見つけました。
ある基金では、何と、1年で269億円もの運用損を出していたというのです。

AIJの問題は、過去の決算には影響が無いので、この話はAIJ投資顧問とは全く関係ありません。
普通に運用して、大失敗したという事でしょう。

■ 収支マイナスの厚年基金も=最大290億円赤字-財政厳しくハイリスク運用の要因に
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012030500894

269億円の損失というだけでも驚くべき数字です。
ただ実は、問題はさらに深刻そうです。

というのも、この基金の場合、運用資産のかなりの割合を1年で失った可能性があるのです。

もしかしたら1年で資産を半減させたのかも

なぜそんな事がいえるのか、説明しましょう。

記事によると、この基金の1年間の掛け金は16億円なのだそうです。
そして、給付額は36億円ということです。

掛け金とか給付額が分かると、この年金基金の大体の規模を推し量る事が可能です。
いくつかの基金で調べたところ、厚生年金基金の資産は掛け金や給付額の10倍から20倍程度である事が分かりました。

参考:
http://www.aitetsurenkikin.or.jp/f/f-zaimu.html
https://www.nenkin-navi.jp/file/a6/zaisei/a6_kessan_h22.pdf

問題になっている基金の場合、掛け金と給付に2倍以上の差があります。
ですから、資産の総額を見積もるのはちょっと難しいです。

仮に、一番大きいケースで給付額の36億円の20倍の資産を持っているとしましょう。
そうすると、この基金の資産は720億円程度と推測できます。

720億円に対して、269億円は三分の一以上です。
ということは、一番大きめに見積もったケースで考えても、かなりの割合の資産を毀損しているわけです。

まともにポートフォリオを作って運用していれば、これだけの損失がでるとは考えにくいです。
いったいどういう運用をしていたのでしょうか。

この調査結果が何年の決算を元にしたものかはわかりません。
もしかしたら、リーマンショックの影響を一番受けた年なのかもしれません。

でもそれにしても、この損失は酷すぎますね。

この基金が存続できるのか、ちょっと心配になります。
というのも、存続できない場合、基金に入っている企業の倒産も考えられるからです。

考えてみると、厚生年金基金って、怖い制度ですね。

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