エルピーダメモリが倒産しました。
かねてより財務的な問題が指摘されていましたが、ついにという感じですね。
エルピーダの主力商品は、DRAMという半導体部品です。
実は、このDRAMというのは、価格競争が厳しい世界です。
なぜかと言うと、この部品は比較的誰でも作れる部品だからです。
エルピーダの場合は、体力勝負で海外のメーカーに勝てなかったと言う事ですね。
エルピーダメモリという会社は、もともと、日立とNECのDRAM部門を切り話す形で作られた会社です。
なぜこんな事をいたかというと、それぞれの会社で採算が取れなくなってきたからです。
そう考えると、時代の流れに合わせて、次第に衰退して行ったとも言えそうです。
さて、エルピーダに関して面白い記事は無いものかと探していたところ、次の記事が見つかりました。
エルピーダ倒産の影響を専門家に聞いている記事です。
■ エルピーダ更生法申請 市場関係者に影響を聞く
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381949EE0E5E297808DE0E5E2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2
基本的な論調は、起こるべくして起こった倒産で、影響は限定的というもののようですね。
まあ、それほど、びっくりするような事が書いてあるわけではありません。
ただ、このなかで、面白い記述がありました。
液晶パネル業界も、同様の問題を抱えているというものです。
DRAMはすでに価格競争力という点しか勝つ余地のないコモディティ(汎用品)化の進んだ商品で、液晶パネルも同様にアジア企業との激しい競争状況にある。「自社製の方が画質が鮮明だ」などと、顧客にとって価格差を受け入れる正当性がない部分で勝負していることは一種の甘えだと見る必要もあるだろう。米アップルの製品など、独創力のある商品には消費者は対価を払うものだ。
この人の主張を素直に受取ると、液晶パネルを製造しているところも今後さらに厳しくなるという事でしょう。
投資するときに、一つのヒントにはなると思います。
もっとも、液晶パネルが強いところは、テレビが売れなくて既にあまり良い状況ではないですけどね。
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