「資産運用の手順」の3番目です。
ここまで、借金を返済し、生活費の3か月分を貯蓄をしています。
その次にすべき事は、3年以内に使うのが確実なまとまったお金を貯める事です。
3年以内に使う事が確実なお金を、現金に近い形で持っておくことで精神的に余裕が生まれます。
使うのが確実なお金が無いというのは、そうとう不安な事ですからね。
ですから、このお金を準備をする前に、リスク資産の運用をする事は、あまりおすすめしません。
2年後に使うのが確実な100万円で株を買ったら、半分になったなんて笑えないですよね。
尚悪い事に、そういう風に失ったお金は無理をして取り返そうとする人が多いようです。
一か八かでハイリスクの商品を買ってしまうのです。
ちなみに、まとまったお金というのは、数十万円以上のお金だと考えてください。
もう少し具体的に言うと、住宅の頭金とか、車の買い替え費用、海外への家族旅行、子供の大学の学費、結婚資金などです。
こういったお金を使う予定がない人は、このプロセスは飛ばしてかまいません。
早速、投資を始めましょう。
具体的に何で運用するのか
運用する期間も短いので、これらのお金は銀行の普通預金に置いてもかまわないと思います。
ただ、生活費を入れておく口座とは分けておくことをおすすめします。
同一の口座を使ってしまうと、管理が難しくなるからです。
ちょっとでも増やしたいという人は、個人向け国債とか定期預金を考えてもいいでしょう。
何にしても、元本保証の商品を選ぶのが基本です。
現状だと、3年間運用できるとすれば、解約手数料を考えても10年物の個人向け国債が有利だと思います。
ただ、個人向け国債は1年間は解約が出来ないので、その点だけは注意してください。
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まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう
個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。
普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。
iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

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タグ: 住宅の頭金, 個人向け国債, 大学の学費, 資産運用の手順





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