不動産の証券化のための証券には、モーゲージ証券と抵当証券があります。それぞれどんな特徴があるのでしょうか。
モーゲージ証券の英語表記はMortgage Backed Security です。モーゲージバック証券とも呼ばれます。日本語だと「不動産担保証券」という表記もあります。
モーゲージ証券は次のような手順で発行されます。
- オリジネーター(住宅ローンの貸し手)が住宅ローンを貸し出す。
- オリジネーターが住宅ローン証券をモーゲージ証券の証券発行体1 に売却する。
- モーゲージ証券の発行体はモーゲージ証券を発行し投資家に販売する。
アメリカでは、ジニーメイやファニーメイ、フレディマックといったところがモーゲージ証券を発行しています。これらは政府系の機関です。政府系機関が発行していることもあり、比較的信用力が高いと考えられています。
モーゲージ証券は期限前償還の可能性があります。住宅ローンの繰り上げ返済は、当然あり得ますよね。ですから、一般的な債券よりも結果的に利回りが高くなることが多いようです。
抵当証券
抵当証券は、ウィキペディアには次のように定義されています。
抵当証券法に基づいて不動産に対する抵当権およびその被担保債権を小口の証券とし、一般投資家が購入できるようにした有価証券を言う。
要するに、企業や個人に融資した貸付債権を小口にして投資家に売っているわけですね。その意味では、モーゲージ証券と近い商品と言えそうです。
抵当証券とモーゲージ証券の大きな特徴は、抵当証券を発行するのが法務局と言う点でしょう。抵当証券会社が法務局に申請する形で発行されます。
- 発行体と言うのは、証券を発行する機関と言う事ですね [↩]
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