このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

カブドットコム証券プレミアム積立 (プチ株)でのETF積立は具体的に何を積立てる?

ETF の積立というのは、なかなかいいアイディアです。そして、それを実行するには、カブドットコム証券の「プレミアム積立 (プチ株)」という商品が便利であることは、前のページで紹介しました。

でも、世の中にはたくさんのETF が存在します。具体的にどのETF を積立てるのが良いのでしょうか。ちょっと検討してみましょう。

プレミアム積立 (プチ株)を使うには売買単位10口以上のETF が必要

前のページで見たように、カブドットコム証券の「プレミアム積立 (プチ株)」を使ってETFを積立てるのは優れた方法です。でも、ETF を積立てるとなると、一つ問題があります。具体的にどのETF を積立てるのかという問題です。

というのも、「プレミアム積立 (プチ株)」を使ってETF を積立てるには、売買単位が1口単位のETF は対象とすることが出来ない仕組みなのです。という事は、売買単位が1口より大きいETF を対象にしないといけません。実際には、10口単位以上のETF を探すことになるでしょう。

売買単位が10口単位以上のETF を探してみました。その結果、これを書いている時点で82本も該当するETF があることが分かりました。意外とたくさんの対象となるETF が存在しているようです。

日本株と外国株に絞って探してみましょう

さすがにこれでは多すぎるので、さらに絞り込むことを考えます。まず、対象とするのは日本株と外国株のETF に絞ることにしましょう。この2種類に絞れる理由は、後述します。

さらに、日本株はTOPIX 連動のETF を選びましょう。日本株の指数とというと、日経平均からTOPIX が代表的です。そして分散という事を考えると、日経平均よりもTOPIX の方が望ましいでしょう。

日経平均は対象となる銘柄の数が限られる上に、値がさハイテク株の影響を受けやすいので、分散という意味では今一つなのです。ポートフォリオ理論のコンセプトに反するわけですね。という事で、今回はTOPIX 連動のETF を抜き出すことにしましょう。1

また、外国株はどこか1か国ではなく、世界全体を対象にしたものにします。これも分散を考慮してです。アメリカだけとか、EUだけという絞り方をするよりも、世界全体で分散した方がポートフォリオ理論としては優れているのです。ただ、エマージングを入れるかどうかは、ちょっと問題になりそうですけどね。

日本株のETF

以上のような条件で抜き出すと、まず日本株は次の4本が対象になりそうです。

  • 1305 ダイワ 上場投信-トピックス/大和/0.11%
  • 1306 TOPIX連動型上場投資信託/野村/0.11%
  • 1308 上場インデックスファンドTOPIX/日興/0.088%
  • 1348 MAXIS トピックス上場投信/三菱UFJ国際/0.078%
  • 1473 DIAM ETF トピックス/アセマネOne/0.078%

ちなみに、「証券コード」「ファンド名」「運用会社」「信託報酬」の順で表示しています。

純資産総額の大きさで選ぶと、野村の「上場インデックスファンドTOPIX」を選ぶことになるのでしょうか。信託報酬まで考慮に入れると、純資産総額もそこそこ大きい三菱UFJ国際の「MAXIS トピックス上場投信」でも良さそうです。

外国株のETF

また、外国株は次の3本が対象になります。

  • 1554 上場インデックス世界株式(MSCI ACWI)/日興/MSCI ACWI ex Japan/0.3%
  • 1550 MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信/三菱UFJ国際/MSCIコクサイ・インデックス(円)/0.25%
  • 1680 上場インデックスファンド海外先進国株式/日興/MSCIコクサイ・インデックス(円)/0.25%

こちらは、純資産総額と信託報酬で「上場インデックスファンド海外先進国株式」が良さそうですね。ただ、三菱UFJ国際の「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」でも大差は無さそうです。

1ぽんずつ選んで毎月積立て投資

とりあえず、日本株と外国株を同じ金額だけ積立てていくのが良いでしょう。毎月それそれ1万円とか2万円とった感じで指定するわけですね。

これらの他に加えるのなら、REIT のETF などは選択肢になり得るかもしれませんね。でも、あまり数を増やし過ぎると手数料が高くなります。ですから、とりあえずは2本に絞ることをお勧めします。月々の投資額が大きい人は、REIT のETF を入れても良いとは思いますけど。

日本株と外国株のETF だけで十分な理由

投資の入門書を見ていると、日本株と外国株の他に、債券などを組み合わせる事を提案している本が多いようです。しかし、積立ての対象にするのは、日本株と外国株だけで十分でしょう。

まず、国内債券を買うのなら、特にETF で積立てる必要はありませんよね。今の日本の国債は、ほとんどゼロみたいなものです。マイナスになるタイミングすらあります。だったら、銀行預金で持っていても同じ事ですから。手数料を払ってETF を買う理由は無いでしょう。

また、楽天証券の山崎元氏によると、外国債券をポートフォリオに加えてもリスク低減の効果はあまりないのだそうです。為替変動のリスクが大きいために、結局ポートフォリオ全体のリスクは下がらないのだとか。

以上のような理由で、日本株と外国株のETF だけを積立てておけば十分というわけです。リスクを小さくしたければ、積立額を減らして、その分銀行預金をすれば十分という事です。


  1. もちろん、何が何でも日経平均連動のETF が良いというのなら、止はしませんが。 []

投資信託で運用するなら、どの証券会社を選ぶ?

投資信託を使って運用する場合、意外と金融機関選びが大事です。取り扱う投資信託の本数が金融機関によって違いますし、積立ての仕様も金融機関によって大きく異なるからです。

おすすめはSBI証券です。買い付け可能な投資信託の本数が多く、少額から積み立てることができる証券会社です。

また、顧客満足度が高いことでも知られています。

スポンサードリンク

まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう

個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。

普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。

iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

スポンサードリンク


タグ: , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。