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利益が極端に小さい企業はPERが使えない| 意外と使いづらい株価収益率(3)

PER に関しては、一株利益が極端に小さい企業でも使いづらい指標と言えそうです。

例えば、一株利益がここ数年1円の企業があったとします。そして、今期の予想一株利益も1円だとしましょう。

さらに、この企業の一株あたり純資産が500円だったとしましょう。1 現時点で企業を生産したとすると、帳簿上は一株当たり500円の価値が残るいう事です。

仮にPER が高くても割高とは言えないかも

さて、この企業の株価が100円だったとしましょう。そうすると、PER は100倍ですね。

100倍というPER は、一般的には、かなり高すぎると判断されることが多いはずです。

しかしこの企業の場合は、PER が100倍でも高いとは限りません。一株当たりの純資産が500円あるので、株価はこれに近い数字でも全くおかしくないのです。

一株純資産に対する株価の割合を表す株価純資産倍率(PBR)2 を計算すると、0.2倍となります。この水準なら、今後株価が上がると予想する人の方が多いのではないでしょうか。

実際、これを書いている時点では、PBR が0.2倍といううのは全上場企業の中でも最もPBR が低い部類です。財務諸表上倒産の可能性が小さいと考えれば、投資候補としては十分に考えられます。


  1. 純資産:資産総額から負債総額を差し引いた残額 []
  2. 株価純資産倍率 = 株価 ÷ 一株あたり純資産額 []

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