「実質ゼロ円」の携帯電話の月次料金の滞納が原因で、ローン審査に落ちる場合があるようです。
もう少し正確に書きましょう。携帯電話本体を分割払いにして通話料金と一緒に払うような契約をしたとします。この月々の支払を忘れた場合、信用情報に傷がつき、ローン審査で不利な扱いを受けるのです。
実は実質ゼロ円の契約の場合も、同様のことが起こりえます。なぜかというと、実質ゼロ円の契約というのは、実は、携帯電話を分割払いしているのと同じ契約だからです。
実質ゼロ円の契約では本体は分割払いしているだけ
携帯電話の実質ゼロ円の契約は、なんで実質ゼロ円にできるのでしょうか。
携帯電話の実質ゼロ円を実現するためには、通話料金などの月々の利用料金の部分で大きな割引をしているのが実態です。本体を分割払いにした時の月々の支払額に相当する額を通話料などで値引きすることで、本体は実質ゼロ円にしているわけですね。
ですから契約上は、携帯電話の本体に対しては分割払いをしていることになるわけですね。
信用情報に傷がつく
携帯電話の分割払いは、いわゆるクレジット契約と呼ばれる契約です。
クレジット契約というのは何かというと、商品やサービスを購入するとき、信販会社が商品代金を立て替えて払いをする契約です。購入した人は、信販会社に分割払いすることで支払いを行います。
このクレジット契約で支払いを滞納すると、信用情報に傷がつくわけですね。その結果、各種のローンを組みにくくなったり、新しいクレジットカードを作りにくくなったりするわけですね。当然、住宅ローンなどの審査に影響するわけです。
ですから、住宅ローンを考えている人は、注意が必要です。
一般的な延滞では傷はつかない
ちなみに、クレジット契約ではない通常の料金支払いの延滞では、信用情報に傷はつきません。あくまで、携帯電話の本体を分割払いにするようなケースです。
総務省のガイドラインはあるが
ちなみに、携帯電話の実質ゼロ円に関しては、総務省がガイドラインを作って是正を求めています。これがあるために、実質ゼロ円というような売り方は難しくなっているのかもしれません。
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タグ: 住宅ローン





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