世の中には、「投資=ギャンブル」と思っている人も少ないようです。そして、そんな危ない物には手を出してはいけないと、固く誓っている人もたくさんいます。
でも、投資というのは本当にギャンブルなのでしょうか。
国語辞典の定義を確認してみましょう
投資がギャンブルなのかどうかを判断するためには、言葉の定義を把握しておかないといけません。というのも、ギャンブルという言葉を個人個人で解釈してしまうと、本人の主観でどうとでも解釈できてしまうからです。
ということで、「ギャンブル」という語の定義は以下のように書かれていました。
ギャンブル【gamble】
賭け事。博打。投機。1
これだけだと分からないので、次に「賭け事」についても確認してみましょう。
かけごと【賭け事】
金品をかけてする勝負事。かけ。2
もう一つ、「博打」についても確認してみましょう。
ばく‐ち【博▽打/博=奕】
《「ばくうち」の音変化》
1 賽(さい)・花札・トランプなどを用い、金品をかけて勝負を争うこと。賭博(とばく)。ばくえき。「―を打つ」
2 偶然の成功をねらってする危険な試み。「いちかばちかの大―」3
こうやって調べてみると、少なくとも大辞林の定義によれば、投資は「賭け事」の一種だと言って良さそうですね。間違いなく「金品を賭けてする勝負事」ですから。
ただ、「博打」の定義とは少しずれているようです。博打の方が意味が限定的なんですね。
まあ、なんにしても、「ギャンブル」の定義を見る限り、「賭け事」であればギャンブルと言って良さそうです。ということは、「投資はギャンブル」であるというのは、間違いない事実と言えそうです。
少なくとも、大辞林の解釈によれば。
「投資はギャンブルだから悪いこと」と単純には言えない
国語辞典の定義から確認できるように、確かに投資にはギャンブル的な要素があります。実際、公的年金を運用するGPIF が単年で運用損を出すこともありますよね。
しかし、だからと言って、「投資はギャンブルだから悪いこと」とも言えません。なぜかというと、投資には他のギャンブルとは大きく違う点があるのです。その点があるから、公的年金の運用でリスクを取ることが許容されているのです。
投資がギャンブルと大きく違う点は何かというと、投資の場合は確率的に投資家が有利なケースも多いからです。
投資家が有利だからGPIF のような公的なお金の運用をするのに使うことを許されるわけですね。そして、中長期的にみると、実際に運用益をあげています。
まあ、このあたりに関しては、別のページで詳しくご紹介ています。例えば、次のページです。
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