1LDKと1DKには実はたいした差はありません。あえていうと、広さが違うくらいです。
それでは、1LDKと1DKの広さの相場って、だいたいどのくらいなのでしょうか。知っておくと便利なので、確認しておきましょう。

1LDKと1DKの違いって?
前のページで書いたように、1DKと1LDKには本質的な違いはありません。ただ、居室以外の部屋の広さが少し違うだけです。
つまり、ちょっと広めの1DKはちょっと狭い1LDKと呼ぶことも可能なのです。あるいは、その逆もできます。
それでは、1LDKタイプのマンションと1DKタイプのマンションの具体的な広さはどの程度なのでしょうか。広さが名前を分ける要素なら、それぞれに平均的な広さがあるはずです。
これについてちょっと調べてみましょう。
35平方メートルは1LDKとしては狭いの?
物件情報などを見ていると、「1LDK(専有部分35平方メートル)」というような表記を見かけることガありますよね。でも、35平方メートルが1LDKのマンションとして広いのか狭いのは、素人には判断が付きません。
でも、それぞれの間取りごとの広さの相場というのは、知っておいて損はないでしょう。というのも、おおよその間取りと面積の関係がわかっていれば、物件選びでも便利だからです。
例えば、「1LDKで35平方メートルなら、この物件は安い」といった判断が可能です。あるいは、「1LDKで35平方メートルだと、ちょっと割高だ」とかね。
マンションの価格というのは、間取りと広さだけで決まるものでもありません。ただ、大雑把な高い安いを判断できると、物件選びも効率的にできるでしょう。
そういった判断ができるようになるためにも、平均的な広さを把握しておいて損はないはずです。
広さのイメージをつかんでおくと便利
日刊賃貸住宅ニュースというサイトによると、賃貸住宅の平均的な専有面積は、1DKで約30平方メートル、1LDKで約38平方メートルなのだそうです。
マンションの広さの目安
1DK:30平方メートル
1LDK:38平方メートル
やっぱり、1LDKの方がひとまわり大きい感じなのですね。とはいっても8平方メートルですから、びっくりするほど大きな差でもありません。
この数字から判断すると、上に書いたような1LDKで35平方メートルという物件があったら、ちょっと狭い物件だと判断できるわけですね。ちょっと無理をしてLDKと書いている可能性もありそうです。
あるいは、人によっては、1DKと書く場合もあるということですね。まあ、1LDKの方がイメージがいいので、できれば1LDKと書きたいのかもしれませんが。
一応の投資物件の広さの目安を知るために、この数字は頭に入れておいてもいいはずです。
実際の1LDKの広さはどの程度
1LDKの広さの平均が38平方メートルという説があるのは分かりました。でも、38平方メートルだと、1LDKと呼ぶにはちょっと狭い気もします。
そこで、実際に売りに出されている物件から、1LDKの広さを探ってみましょう。
具体的にはYahoo!不動産から東京・神奈川の1LDKの物件をいくつか探します。それを見て38平方メートルが妥当かどうか判断しましょう。
物件数が多いので網羅するのは無理ですが、1LDKの物件を出てきた順に拾ったリストは次のような感じです。
- 日商岩井第2玉川台マンション:47.24m2
- 勝どきザ・タワー:58.25m2
- アクト飯倉:35.84m2
- ジェイパーク芝浦ベイサイドスクエア:55.02m2
- パレ・ソレイユ日本橋三越前:44.38m2
- インペリアル六本木:33.47m2
- 秀和南青山レジデンス:36.46m2
- ライオンズマンション牛込:49.0m2
- グリュックヒューゲル豪徳寺:48.19m2
- グラーサ銀座EAST:49.89m2
- ザ・パークハウス日本橋大伝馬町:51.66m2
- フジタ茅ヶ崎マンションA棟:70.98m2
- ポートハイム弘明寺第二:26.61m2
あまりに幅が広すぎて、平均的な広さを出しても意味がない気すらしますね。なにせ70.98平方メートルの物件(フジタ茅ヶ崎マンションA棟)ですら、1LDKらしいですから。
もちろん、1LDKは間取りについての表記なので、リビングルームが広かったりすると面積は広くなりますけどね。それにしても、かなりの広さです。ファミリータイプ並ですからね。
その一方で、26.61平方メートルの物件(ポートハイム弘明寺第二)を1LDKと呼ぶ人もいます。これは、ワンルームでおかしくない広さです。
ということで、このリストの平均を出しても意味がなさそうなので、やめておきましょう。38平方メートルはあくまで目安というかんじですね。
1DKの実際の広さは
それでは、次に、1DKの実際の広さをみてみましょう。これも、東京・神奈川の中古物件を、検索結果で出てきた上から拾っています。
- ネオハイツ阿倍野:34.96m2
- コスモST河原町:26.77m2
- ヴィラ・エスポワール:23.15m2
- セザール立石:21.73m2
- ライオンズマンション二条高倉:27.27m2
- エスリード京都河原町第3:22.25m2
- ライオンズマンション下丸子:32.56m2
- 日神デュオステージ浅草今戸:30.32m2
- アセンションアイディ浅草:35.89m2
- クレアション青砥:31.58m2
- パシフィックパレス川崎宮本町:25.85m2
- NOVA KAWASAKIHONCHO:34.8m2
- 近鉄淀川リバーサイド:37.74m2
- ライオンズマンション四条烏丸:36.72m2
こちらの方は、それなりに近い数字が並んでいます。平均をとると30.1平方メートルでした。上で示した基準と、かなり近い数字が出てきました。
また、広めの1DKは35平方メートルを超えるような物件があります。これは、狭めの1LDKより広いですね。
このあたりは、上で考察したとおりです。1DKの中にも、狭い1LDKより広い物件があるわけです。つまり1DKと1LDKという表記だけでは判断できないわけです。
ちなみに、Yahoo!不動産のリストを広さ順でソートしてみると、一番狭い物件は16.38平方メートルでした(上のリストには入っていません)。この広さって、ワンルームマンションでも広い方とは言えませんよね。
実際にこの物件の間取り図を見てみたところ、1DKではなく1Kと呼ぶべき物件でした。これは詐欺に近いですね。
ただ、20平方メートルを超えると、寝室とダイニングキッチンが別れた物件も一応はあるようです。まあ、ギリギリ、1DKと呼べなくはありません。
ただ、20平方メートルを2つの部屋に分けるメリットがどこに有るかは分かりません。広めの部屋が1つある方が、よっぽど生活しやすいと思うのですが。
1DKと言う名前が、そんなに大事なのでしょうか。不思議です。
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