MSCI米国は、MSCI という会社が発表している指数の一つです。名前から分かるように、アメリカ株の指数ですね。
具体的にどんな指数かというと、MSCI のサイトには次のように説明されています。
The MSCI USA Index is designed to measure the performance of the large and mid cap segments of the US market. With 637 constituents, the index covers approximately 85% of the free float-adjusted market capitalization in the US.
ポイントをかいつまんで書くと、次のような感じです。
- MSCI米国はアメリカの大型株と中型株のパフォーマンスを測定するために作られた
- MSCI米国は617銘柄で構成される
- MSCI米国は米国の浮動株調整時価総額の約85%をカバーする
アメリカの株式指数だと、ダウ平均株価やS&P500 が有名です。この2つと比較した場合、MSCI米国はS&P500 に近い指数といって良いでしょう。
ダウ平均株価は指数を出すときに使っている企業の数が少ないです。一方でS&P500 はアメリカを代表する500社の株価で計算される株式指数です。
MSCI米国とS&P500はかなり近い値動きをする
MSCI米国とS&P500をチャートで比較すると、かなり近い値動きをしているようです。ですから、実用上はS&P500を使ってもMSCI米国を使っても、あまり大きな差はなさそうです。少なくとも、過去はそうでした。
ちなみにこのグラフは、MSCI米国をベンチマークにしたiShares MSCI USA Equal Weighted(EUSA)1 というETF とS&P500を比較したものです。赤がS&P500 で青がEUSA ですね。アメリカのYahoo!Finance のハードコピーです。
多少の差はあるものの、おおむね連動しているのが良く分かります。
- EUSA はETF なので、MSCI米国とかなり連動していると考えて良いでしょう。 [↩]
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