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マクドナルドの決算が酷い| 特に衝撃的なのが既存店売上げ、前年同月比38.6%減

2014年12月期のマクドナルドの決算が発表されました。かなり酷い内容だったようです。具体的には、「最終損益は218億円の赤字に転落した」ということです。1

ただ、これよりも衝撃的だったのが、あわせて発表された2015年1月の月次決算です。なんと、既存店の売上高が、前年同月比38.6%減だったのだそうです。12か月連続の減少だったのか。

先月も酷かったですが

マクドナルドのような大手チェーン店で、38.6%も売り上げが減るって、信じられない数字です。

実は先月(2014年12月)も前年同月比の売上高が悪くて、そのことを記事にしています。でも、そのときは、前年同月比で21%の減少だったのです。それでも個人的には、かなり驚きました。

でも1月は、さらにその約2倍のペースで悪くなったということです。にわかには信じられないような数字です。

もちろん、大規模災害でもあったということなら、大幅減も考えられたでしょうけどね。そんなことは全く無く、日本経済はわりと順調です。消費者からマクドナルドが嫌われているという以外の理由が思いつきません。

安倍政権の経済政策に対応できないようです

マクドナルドで無ければ、倒産の危険性すらささやかれるような酷い数字です。このまま立て直すことができなければ、本当に経営的に行き詰まっても不思議ではありません。

民主党政権の頃のようなデフレ下の状況では勝ち組だったマクドナルドですが、経済政策が変わるとここまで損害を被るのですね。目も当てられないような状況です。

安倍政権誕生以降の方針転換が、予想以上にうまく行かなかった感じですね。この泥沼はいつまで続くのでしょうか。

株主優待目当ての人はさっさと逃げた方がいいかもしれませんよ

先月マクドナルドのことを書いた段階では、株価はそれほど下がっていませんでした。そして、これを書いている現在での最近の株価は決算発表前なので、まだ株価はそれほど下がっていないようです。

そこで夜間市場をチェックしてみましたが、そこでも、それほど大きな下げでは無いようです。株価に関して言うと、マクドナルドは悪い印象のわりに非常に安定しています。

ただ、このまま行くと、株価が大きく下がっても不思議ではありません。業績が回復しないと、さすがに上がる要素が無いですからね。

優待目当ての個人投資家が多いのが要因なのか?

マクドナルドは株主優待が良いらしく、それを目当てで購入している個人投資家も多いのだとか。それが原因で、大きく下げにくいのだという人もいるようです。

でも、さすがに、ここまで業績が酷いと、株主優待どころの話では無いはずなんですよね。株主優待のメリットなんて簡単に吹き飛ぶくらいの株価の下落があっても不思議ではありませんから。

ちょっと、この底堅い感じは異常にすら感じます。

マクドナルドの株価が下がりにくい理由はなんだろう?

それにしても、マクドナルドの株価が下がりにくい理由は何でなのでしょうか。これだけ業績が悪いのに株価が下がらないのは、個人投資家が多いという理由だけでは説明が付きにくいですよね。

ネットで調べていたら、マクドナルドというレストラン全体の売り上げが下がっても、日本マクドナルドとしての収入への影響は小さいのだという指摘がありました。最近のマクドナルドははフランチャイズの店舗が多く、マクドナルドとしての売り上げが減っても日本マクドナルドという会社の売り上げはそれほど減らないというのです。

日本マクドナルドとFCオーナーとの契約がどうなっているかは分かりません。ただ、直営店で販売している場合よりは、確かに売り上げの影響は受けにくいでしょう。

財務諸表まで見て詳しく検証する気にはなれませんが、面白い指摘だとは思います。

悪い状態が続けば影響が出ないはずが無い

とは言え、今のような状況が続けば、株価が下がらないはずは無いんですよね。今の状況だと、FCから抜けざるを得ないところも増えるでしょう。そうすると、現在の収益構造が壊れていきますから、日本マクドナルドとうい会社自体の業績への影響も大きくなるはずです。

完全に仕組みが壊れなくても、将来的に現在の構造が壊れて行くのではないかという予想が広がれば、株価への影響は出てくるでしょう。どこかの時点で急落という事も、十分に考えられると思っておいた方がよさそうです。


  1. マクドナルド決算は218億円の赤字、今期予想は「合理的な見積りできず」
    マイナビニュース 2015年2月5日 []

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