2015年1月現在の話ですが、ここ最近のマクドナルドは、かなりたくさんの問題を抱えています。
まず、期限切れの鶏肉を使ったチキンナゲットを使って大問題になりました。ポテトの供給が出来ずに、Sサイズのみを販売するという事もありました。1 さらには、立て続けに異物混入が発生しています。
最悪なのは、人の歯まで入っていたと言うケースでしょうか。人体の一部が混入するというのは、飲食店に取ってはイメージがとても悪いですよね。
そもそも期限切れの鶏肉が問題になる以前に、マクドナルドは問題を抱えています。円安に対応するために商品の価格を上げようとしたのですが、そのことで売り上げを落としていたのです。この問題も、いまだに解決できていないようです。
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売り上げが大幅に減っている
以上のようなことが立て続けに起こり、マクドナルドは傍目に見てもぼろぼろの状態でした。その結果は売上高にも出ていて、2014年12月の売上高が、前年同月比で21%も減少したのです。2
マクドナルドくらいの規模の飲食店で、前年同月比で売り上げを2割も落とすと言うのは、相当の異常事態です。変動が大きい利益が2割落ちたと言うのなら、それ程珍しいことでは無いのですけどね。
ちなみに産経新聞の記事では、マクドナルドの売り上げの減少は、ポテトの調達がうまく行かなかったからと言う説明がされています。確かに、既存店でのデータで「客単価は8・2%減」ということですから、ポテトが調達できなかったのも要因の一つになっているのでしょう。
でも、多分、それだけでは無いはずです。複合的に色々効いてきていると判断するのが自然では無いでしょうか。
2015年1月は、異物混入の問題も売り上げに影響してくるはずです。明るい要素が一つも見えないと言った情況ですね。
株価は思ったほど下げていない
さて、こんな情況のマクドナルドですが、株価は思ったほど下げていないようです。とりあえず、過去2年の株価の値動きは次のようになっています。Yahoo!ファイナンスのチャートのハードコピーです。赤い線がTOPIX で、青い線が日本マクドナルドの株価ですね。
この2年で上昇した日本株全体から見ると、完全に取り残されていると言う感じですね。しかし、2年前と比べると、若干ですが上げているという結果になったわけです。
起こったことから考えて、もっと投売りされてもおかしくないような情況に見えます。意外と持ちこたえているというふうに私には見えます。
意外と安定株主が多いのでしょうか。飲食系の場合は株主優待目的で持っている個人投資家も多いようです。そのあたりが影響しているのかもしれません。優待目的に株を買おう見たいなキャンペーンもありましたしね。
でも、この情況だと、いつ大きく下げてもおかしくないとは思いますけど。空売りをしかけている人も、いるかもしれませんね。まあ、何にしても、投資は自己責任でお願いします。
- マックの昨年12月売上高は21%減 ポテト調達不足が響く、11カ月連続の前年割れ(産経新聞)2015年1月9日 [↩]
- マックの昨年12月売上高は21%減 ポテト調達不足が響く、11カ月連続の前年割れ(産経新聞)2015年1月9日 [↩]
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