かんぽ生命の不適切営業が問題になっています。短期間に次々と契約を乗り換えさせていた問題ですね。
この問題を受けて、株価はどう変化したのでしょうか。チェックしてみましょう。
かんぽ生命の株価の下落は限定的
かんぽ生命の不適切契約問題をうけて、株価はどうなったのでしょうか。ちょっと確認してみましょう。
不適切営業問題というのは、短期間になんども生命保険の乗り換えをさせた営業のことですね。それ以外にも、保険料の二重徴収などが問題になっています。
どちらも2万件台の不正が見つかっており、影響は小さくないように見えます。さて、株価はどうだったのでしょうか。
とりあえず、チャートをみてみましょう。

事件が公になったのが、7月10日ころかな。確かにこの時期、株価は大きく下げています。
大きく下げているとは言っても、10%程度でしょうか。事件の報道の大きさに比べると、びっくりするような下げとは言えません。
はっきり言って、事件当時の下げよりも、決算前後の下げのほうが大きいですね。既に下がったあとなので、下げ幅も限定的ということなのでしょうか。
あんな事件があれば、売上はかなり落ちるのでは無いかと思うのですけどね。実質的な株主が国なので倒産の心配は無いでしょうが、かなり影響が有るのではないかと思っていました。
ただ、市場の評価は、そこまでの心配はしていないようです。
日本郵政の株価はどうなった?
それでは、実際に販売をしている日本郵政の株価はどうなったのでしょうか。実は、こちらは、かんぽ生命よりも大きく落ち込んでいます。

どこを基準に取るかによっても違うのですが、短期間に2割から3割程度株価が下がっているようですね。こちらは大暴落と言っていいでしょう。
今回の事件は、かんぽ生命の保険に関するものでした。でも、不正を行ったのは、販売を担当する日本郵政です。
日本郵政の株価の下落の方が大きいのは、まあ妥当かもしれません。いわば実行犯のようなものですからね。
もちろん、かんぽ生命のシステムも酷いんですけどね。このような不正を全くチェックできていなかったわけですから。
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