高金利の外国債券はどこで買える?資産運用で使える?
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外国債券に投資するのは有利なのだろうか?
外国債券のなかには、日本円建ての債券に比べて表面利率が大きいものが多いです。もっと易しい言葉で言うと、見た目の金利が高いものが多いです。要するに、高金利に見えるわけですね。
そうであるのなら、外国債券への投資は有利なのでしょうか。それとも、実は見た目ほど有利ではないのでしょうか。
結論だけ書いてしまうと、不利な点もかなりありそうです。
通貨型投資信託のような債券が存在するらしい
通貨型と呼ばれる投資信託があります。どんな投資信託か簡単に言うと、投資する地域以外の高金利の通貨を積極的に使った投資信託です。例えば、アメリカの債券に投資するのに、ブラジルのレアル建てで運用したりするわけです。
実は、債券の中にもこれに近いものがあるようです。ロンドンにある会社が発行する債券なのに、ブラジルレアル建てという債券を見つけました。
レアル建てなので表面利率は非常に魅力的です。でも、本当に有利なのでしょうか。
外国債券はネット証券でも積極的に取り扱っている所が多い
ネット証券の中には、外国債券の取り扱いに熱心な所も多いです。その一方で、国内債券の取り扱いにはそれほど熱心ではないようです。日本国債くらいしか扱っていない所が多いようですね。
国内債券に関しては、大手の力が強いのでしょうか。あるいは、外国債券の方がビジネスとしておいしいのでしょうか。
円建ての債券と比べると50倍近い金利
SBI証券から営業のメールが届きました。そして、そのメールのタイトルにかなり驚きました。円建ての債券とレアル建ての債券で、金利が50倍近く違っていたのです。
これだけ見ると、レアル建てで投資をするのは、凄く有利なことのように感じますよね。
でも、論理的に考えると、レアル建ての債券が特に有利ということにはならないはずです。本当に有利だったら、世界中からお金が集まりますよね。そんなにお金が集まるのなら、発行の条件を下げるはずです。
それをしないということは、別段有利ではないということです。