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国債の暴落に備えるなら、個人向け国債がおすすめ??

世の中には、日本国債が暴落すると煽っている人がいます。それも、かなりたくさん。

現実問題としては、日本国債が暴落する可能性はかなり小さいでしょう。それでも、完全にゼロではありませんけどね。

さて、万が一日本国債が暴落するような事態に備えるには、どんな金融商品を選べば良いのでしょうか。ちょっと考えてみましょう。

国債暴落ビジネスっていうのが有るんだろうね

マネー雑誌や新聞を読むと、国債の暴落を懸念する記事を見かける事があります。よく見かけるということは、繰り返し記事になっているということですね。

しかも、この手の記事が多いのは、ここ最近の話ではありません。もう、十年以上に渡って、同じような記事が書かれ続けています。

つまり、国債が暴落すると長年煽り続けているのに、全く暴落していないわけです。それどころか、国債の金利って、ここ数年はほとんどゼロなんですよね。

国債の金利がゼロということは、みんな日本国債を買いたがっているということです。みんなが欲しいから、金利が低くても売れるわけですね。

ということは、現状では、暴落なんて誰も考えていないということでしょう。少なくとも金融の実務に携わっっている人たちが、国債の暴落を心配しているとは思えません。そうでないと、理屈にあわないのです。

おそらく、飯のタネなのでしょう

国債の暴落を煽る人は、そうすることが商売になっているのでしょうね。

毎年のように国債暴落本を書いて、小銭を稼いでいる学者やエコノミストがいます。あるいは、国債の暴落に対処できるという名目で、筋の悪い金融商品を売っている人もいるようです。

こういう商売は悪質だと思います。不必要に世間を不安にさせていますからね。

でも、毎年外れているのに信じ切っている人にも問題はありそうです。なんで毎回外れる予想を信じるのか、私には全く理解できません。

仮に国債が暴落するとしたらどんな金融商品が良い?

率直にって、国債が暴落する可能性は大きくないでしょう。上に挙げたように、日本の国債の金利は低いですからね。その上、CDS という商品でみても、市場は日本の国債がデフォルトするリスクは小さいとみているのがわかります。

でも、頭の体操として、国債が暴落するような状況に備えるにはどんな商品が良いかは、考えてみてもいいかもしれません。勉強になるはずです。

国債が暴落すると何が起こる?

国債が暴落する事が予想されるとしたら、当然ですが、国債の価格は値下がりします。値下がりするというのは、国債を買った銀行などに買い取って貰おうと思っても、買ったときの値段よりかなり安くなるということですね。

償還(ようするに、満期のこと)までもてば、最初に約束した価格で買い取ってもらえます。そうすると、見た目上は損失は発生しません。

しかし、国債が暴落するということは、インフレになっていると考えられるので、実質的には大損をすることになります。例えば、今100円でジュールが買えるとしても、そのときには100円ではとても買えなくなっているでしょう。1

銀行預金も損をする

それでゃ、銀行預金はどうでしょうか。実は銀行預金も、実質的には、かなり損をすることになるでしょう。特に定期預金は国債と同様の大怪我をすることになります。

まず、国債が暴落すると、銀行が倒産する可能性が大きいです。これが1つ目のリスクです。銀行が倒産しても、普通預金や定期預金なら、預金保険という保険がある程度は守ってくれます。

しかし、元本1千万円以上の預金は預金保険では保護されません。つまり、まとまったお金を預けている場合は、一千万円を超える部分では損をすることになります。

さらに言うと、一千万円以下の部分でも、実質的には損をします。しかも、国債暴落となれば金利が上昇しているでしょうから、契約したときから金利が変わらない定期預金ではさらに損をすることになるわけです。

外貨預金はまだマシだが銀行が倒産すればアウト

外貨預金の場合は、日本円の金の金利が変わっても大きな影響はありません。日本国内のインフレとも無関係です。その意味では意外といい選択しかもしれません。

ただ、外貨預金だと、銀行が倒産したときに1銭も戻ってこない可能性すらあります。外貨預金は預金保険の保護対象になっていないからです。

それに、日本国債に関しては過剰なほど暴落を心配しているわけですから、外国の国債に対しても心配をしないと整合性が取れないでしょう。もし、外国の国債が暴落したら、その通貨の金利は上昇し、インフレが起こるはずです。

ようするに、こういうことです。外貨預金にすることで、日本の国債の暴落には耐えることができます。しかし、外国の国債の暴落を変わりに心配しないといけません。

国債の暴落から逃げるのは、意外と難しい

このように、もし国債が暴落するなら、国債以外の金融商品も投資対象として適さない事になります。国債が暴落すると言う事は、円建ての他の債券も暴落している可能性が高いからです。

つまり、日本国債の暴落をそうていするなら、日本円を持つこと自体がリスクになるわけです。

暴落の規模にもよりますが、インフレに強いとされている株式や不動産の方がまだマシなのかもしれませんね。まあ、それでも、完全に影響を避けるというわけにはいきませんけど。

国債暴落に備えるには…

国債が暴落するような事態があると、上のような困った事態が起きます。この状況にに対処するには、どうしたらいいのでしょうか?

外貨建てMMFは一つの答えかも

国債の暴落に備えるのであれば、外貨建てMMF は一つの答えかもしれません。

上で、外貨預金は銀行預金でゼロになる可能性がある事を指摘しました。しかし、外貨建てMMF なら販売している証券会社が倒産しても、そのことで資産が減ることはありません。

ですから、外貨預金と比べれば遥かにマシなのです。

ただ、外貨建ての金融商品は為替の影響を受けることを考慮しないといけません。どう考えても確率が小さいであろう日本国債の暴落を心配して為替のリスクをとるというのは、私には合理的だとは思えないのです。

日本国債の暴落が本当に有ると思っているのなら、選択肢になるという程度の認識で良いのでは無いでしょうか。

円建てなら個人向け国債(変動10年)

日本円建ての金融商品の中で考えると、意外なことに、個人向け国債が国債の暴落に対応できるのかもしれません。特に変動10年が良いでしょう。

国債の暴落が心配なのに、国債を買うと言うのは、矛盾していと思うかもしれません。ただ、個人向け国債をおすすめするのには、ちゃんと理由があります。

個人向け国債は、他の債券とは違う特徴があります。それは購入から一定期間が過ぎると、いつでも国が買い戻してくれるという点です。

ですから、国債が暴落しても、元本割れの心配をする必要はありません。

通常の国債の場合はこうは行きません。例えば、10年物の国債を買って2年後に国債が暴落したとしましょう。

国債が暴落すると言う事は、インフレがおき長期金利が上がっています。このとき、国債を持っている人は、次のどちらかの選択をしないといけません。

  1. 元本割れをしてもいいから市場で国債を売り、金利の高い商品に乗り換える
  2. 金利が低いのを我慢して、残りの8年間を過ごす

どちらにしても、資産運用としては失敗です。長期国債を買ったこと自体が間違いだった事になります。

しかし、個人向け国債ならこのような事は避けられます。国が買い取ってくれるので簡単に現金化できるからです。

しかも、個人向け国債の変動10年なら、市場の金利の変動にも自動で対処がかのうです。つまり、持ち続けるという選択肢も存在するのです。

ですから、個人向け国債を売って、金利の高い商品に乗り換えてしまえば良いわけです。いざ暴落が起きたときに、安全性がぜんぜん違うのは明白でしょう。

ということで、国債を買うなら個人向け国債を選びましょう。

もっとも、激しい暴落だと、円建て商品だと対処しきれませんけど。


ちなみに、ここで方内容は、ダイヤモンドのウェブ版に載っていたものを参考にしています。
元の記事では、国債の暴落について、もう少し色々な面から書かれています。

興味があったらチェックしてみてください。
http://diamond.jp/articles/-/15725


個人向け国債で資産運用するのは賢い選択| 特に「変動10年」がおすすめ



  1. ちなみに、ギリシャは国債のデフォルトがあってもインフレになりませんでした。これは、ユーロという通貨を使ってるためです。一見するとこれは良いことにように思えますが、実はそうではありませんでした。 []

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