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老後の資金としていくら貯めれば良い?| 元本に手をつけず金融資産の運用益だけで生きていくことは出来るのでしょうか

老後の生活を考えると、国の年金制度だけでは心もとないものがあります。長い期間厚生年金に入っていた人なら、老齢年金だけでも何とか暮らしていけるとは思いますけどね。生活としてはギリギリでしょう。

ある程度生活に余裕を持たせるためには、自分で老後資金を用意する必要があります。このときに、どの程度の額を用意するかは難しい問題ですよね。

人によっては、5,000万円必要だなんて極端なことを言う人もいます。でも、庶民にそんな額を用意するのは難しいでしょう。

もう少し現実的に考えてみましょう。

元本を減らさないで生活費の足しになる運用益をあげる

ところで、貯蓄は使えば減ってしまいます。しかも、自分が将来いつまで生きるか分かりません。そうであれば、手持ちのお金を取り崩して生活するのはちょっと不安ですよね。

そこで、元本を減らさないで運用益だけを生活費に充てるという事を考えてみましょう。運用益だけを生活費に使うのなら、元本は減らさないで済みますから、いくつまで生きても心配はいりません。

具体的には、月々の生活に余裕を持たせるために、年金プラス5万円で暮らすとしましょう。毎月5万円余裕があれば、生活はそうとう楽になるはずですよね。

月5万円とすると、年間60万円の運用益をあげないといけません。これだけの額を運用で稼ぐには元本はどの程度用意しないといけないのでしょうか。

期待収益率をどう想定するかで結果はだいぶ違う

このときに、期待収益率をいくらに設定するかと言うのが重要になります。期待収益率というのは、簡単に言うと、1年後に投資額の何パーセントの運用益を挙げるかという目標値みたいなものですね。

運用でリスクをそれほど取らないのなら、期待収益率は2%くらいと考えるのが妥当でしょうか。そこから逆算すると、3,000万円くらいの元本があれば良いことになりますね。

3,000万円というのは、庶民でも準備できない額ではありません。ただ、ちょっとハードルは高いですね。

リスクを大きく取って6%くらいの期待収益率だったとしましょう。そうすると元本は1,000万円くらい用意すれば良いことになります。このくらいだったら無理なく準備できる人もいるのではないでしょうか。

ただ6%での運用と言うことは、株式中心の運用をしないといけません。その時期の無リスク金利にもよりますが、リスクの高い商品を組み込まないと実現は難しいでしょう。かなりリスクを取らないといけないと言うことですね。

大体このあたりが勘所だと思います。

厳密に言うとインフレを考えないといけない

さて、ここまでの議論は非常に荒っぽいものです。インフレによる影響を完全に無視していますし、同じ金融商品で運用しても期待収益率は長期金利の水準でぜんぜん違います。そもそも、所得税や住民税について考えていません。

さらに言うと、これを読んでいる人が30代40代くらいだったら、老後を迎えるまでに経済環境がぜんぜん違ったものになっている可能性も小さくはありません。例えば、これから30年かけて毎年3%前後のインフレが起こる可能性だって無くはありませんよね。あるいは、税制が大幅に変わっているかもしれません。そうなったら、必要な額はぜんぜん違ってきます。

まあそれでも、上の計算は老後のための貯蓄額の一つの目安にはなるでしょう。数千万円程度の金融資産があれば、元本を減らさないで生活費の足しになるくらいの運用益は挙げられそうです。ただ金融資産の額が小さい場合は、リスクを大きめに取らないと、生活費の足しにするにはぜんぜん足りません。

とりあえずは、大体こんな理解をしておけば良いでしょう。将来のことを予想するのは難しいので、あまり厳密に決めても仕方がありませんしね。あとは、老後を迎えるタイミングで、運用計画を立て直すというスタンスで良いのではないでしょうか。

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