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長期金利の上昇が気になるのは分かるんだけど、期待インフレ率については議論しないの?| BEI という便利な指標があるようです

少し前まで、マスコミの経済ニュースでは長期金利の上昇が話題になっていました。最近は落ち着いてきましたけどね。

その長期金利ですが、実はマスコミが書くような見た目の金利変動だけを意識してもあまり意味がありません。物価の変動と併せて考える必要があるのです。

例えば、年1%の金利でお金を借り1年後に物価が2%上がっていたとします。そうしたら、物価変動を考慮した実質的な借入額は減っていることになります。そこまで考えないといけないわけですね。

実質金利は下がっていると言うけれど

今回の金利変動に関して言うと、金利上昇は問題にならないと言う専門家も多いようです。彼らの言い分は次のような感じです。

今後の物価上昇が予想されるので実質金利は上がっていない。むしろ実質金利は下がっていると考えられる。

こういう意見は良く聞きますが、根拠は何処にあるのでしょうか?新聞報道などを見る限り、あまり明確に示されたものは無さそうです。少なくともネットで検索した範囲ですけどね。

本当に将来的な物価上昇はあるのでしょうか?経済の素人には、ちょっとわかり難い所なんですよね。

インフレ予想の根拠はちゃんとあるらしい

実は、インフレを予想する人たちは、何の裏づけも無くインフレが来ると言っているわけではないようです。それなりの根拠となるデータがあって、インフレ率を考えると実質金利は下がっていると主張しています。

具体的には、BEI という市場が期待するインフレ率を示す指標を根拠にしています。この数字が2%弱まで上がっているので、今後物価上昇が起こる可能性が高いと考えているようです。少なくとも、市場は物価上昇を予想していると考えるわけです。

ちなみに、過去の統計を見る限り、BEI の予想は100%ではありません。しかし、かなり正確な予想と考えて良いようです。

ということは、インフレの根拠はそれなりにあるのに、マスコミはあまり伝えてこなかったと言うことなのでしょうか?

興味がある人は参考にしてください

予想インフレ率を調べる方法に関しては、次のインタビュー記事でしりました。

「株安でアベノミクスは頓挫した」と、1割の可能性にBETする危ない橋を渡る人たち 高橋洋一氏インタビュー
http://synodos.jp/newbook/4387

参考になる記事だと思うので、興味があったら読んでみてください。

また、BEI の推移に関しては、次のページで推移を知ることができます。

ブレーク・イーブン・インフレ率(BEIの推移)
http://www.bb.jbts.co.jp/marketdata/marketdata05.html

これを見ると分かるのですが、確かにこれを書いている時点の予想インフレ率は2%前後で推移しています。ということは、予想の通りに動けば、実質金利はマイナスになると言うことですね。

つまり、現時点での評価としては、日銀の緩和はうまく行っていると言う評価が下せるわけです。

日本のマスコミはBEI について伝えていない

先ほども少し書きましたが、金利上昇に関連して、日本のマスコミはBEI と言う指標についてはほとんど伝えていないようです。ネットで調べた範囲だと、日経新聞と朝日新聞だけでした。しかも、朝日新聞は独自の記事ではなく、はロイターの記事の転載です。

その一方で、ロイターはBEI の記事は検索にたくさん引っかかっていました。もちろん、日本語の記事としてです。

もっというと、「実質金利」と言う単語で検索した場合も、ほとんど日本の新聞社の記事は引っかかりませんでした。

大新聞は金利上昇が大変だ大変だと大騒ぎをしていました。それなのに本当に金利上昇しているのかどうか議論していないと言うことでしょうか?だとしたら、マスコミとしての使命を果たしていることになるのかちょっと疑問ですよね。

たしかに、名目金利の上昇だけを見て騒ぐのは、一般読者には分かりやすいでしょうけどね。それだけでマスコミとしての役割をはたしているかどうかは、はなはだ疑問です。実質金利が下がっていると分かると何か都合が悪いことがあるのではないか、と疑ってしまいますよね。

少なくとも、ロイターは伝えているわけですしね。大新聞には有名大学の経済学部出身者もゴロゴロいるのでしょうから、頑張って伝えて欲しいものです。名目金利の短期的上昇をとらえて騒ぐだけでは、読者の要求にこたえていないと思うんですよね。

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