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新聞などに掲載されているグラフを読む時には気をつけましょう

アベノミクスの影響と言われる株価上昇から、半年目にして株価が突然下がりました。しかも、1日の下げ幅としては、かなり大幅だと言っていいでしょう。

ただ市場関係者の意見としては、一時的な調整というものが多いようです。ここまで株価上昇の材料が無い時期でも株価は上げてきましたから、一時的な調整は必要だというのがその主張です。

実際に一時的な調整なのかどうかは、もう少し時間が経てば分かるでしょう。私たちとしては、どういうことがおきても対応出来るようにしておくことが肝心です。

ところで、一部のメディアは、違った見解を持っているようです。この下落をアベノミクスの失敗だと印象付けたがっているように感じます。

本当に失敗だと思っているのか、単に安倍政権が嫌いなだけなのかは分かりませんけどね。政治的に安倍政権にあわない報道機関が、アベノミクスの失敗だといっているような印象を受けますから。

これを見ると深刻な下落だと感じる人もいるでしょう

何にしても、そんなメディアの皆さんは、今回の株価下落がとても深刻なものであるという印象を与えたがっているようです。例えば、次のようなグラフをつかって、下落の深刻さを伝えています。これを見ると、株価が底なしで落ちているような印象を受けるでしょう。

ちなみに、Yahoo!ニュースに掲載されていた、朝日新聞の記事のグラフのハードコピーです。

安倍政権発足を起点にしないのはずるいよね

このグラフを見ると、株価が大幅に下がっているという印象を受けますよね。アベノミクスによりここまで積み上げてきた株価ですが、上昇分の、半分程度が吹き飛んだ感じがします。

でも実際には、そんなことは無いのです。実はこのグラフにはちょっとしたトリックがあります。意図的なものかどうかはわかりませんが、グラフにした期間が短すぎるのです。

日経平均の推移を安倍政権の発足前から見ていくと、次のようなグラフになります。ちなみに、政権発足は2012年12月26日です。

このグラフを見ると、全く違った印象を持つでしょう。政権発足前から経済政策の期待がありましたから、株価が大きく上昇しています。基本的には右肩上がりでしたね。

現在はその上昇がとまり、少し下げただけという印象を持ちませんか?少なくとも、朝日新聞の記事とはだいぶ印象が違うはずです。

意図的に短くしたと疑われるのは避けられないでしょう

朝日新聞の記事では、グラフに表示する期間を短くすることで、下落が大幅であるという印象を与えたがっているように見えるのです。でも、「アベノミクス」という単語を持ち出して批判的な記事を書くのなら、政権発足時からのグラフを使うべきでしょう。

少なくとも、記事に掲載されているグラフの起点である4月初めに、大きな政策の変更があったという事実もありません。

本当に印象操作をしようとしているのかは、私たちには分からない部分です。でも、そういうことをしようとしていると疑われる掲載の仕方だとは思います。

メディアってこういうものだと思って付き合うしかない

メディアというのは、何か大きなことが起きたかのように伝えたがる習性があります。また、自社の論調に都合の良いように、都合の良い部分だけを切り取るというテクニックもあります。

新聞だと今回の手口は代表的なもでしょう。グラフに表示する期間を調整することで、実態以上に大きな影響があるように見せることが出来るわけですね。テレビだと、映像の切り貼りで印象を変えるなんてテクニックもあるようですね。

私たち投資家としては、メディアがこういう事をしたがるという事実は覚えておた方が良いのではないでしょうか。報道に何らかのバイアスがかかっていないかを意識する態度は大事なことです。

特に政治が絡むと、メディア各社のスタンスを反映したがる傾向が強いようですから。まあ、経済記事に政治の好き嫌いを持ち込まれるのは迷惑な話ですけどね。

最後に一応付け加えておきますけど、朝日新聞が意図的にグラフにする期間を短くしたかどうかは分かりませんよ。常識的には政権発足からのグラフにするべきだとは思いますけど。私の持っている常識とは違うだけなのかもしれません。

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