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長期投資が出来るはずの投資信託だけど平均寿命は7年弱

投資信託の売りは長期投資のはずです。少なくとも、雑誌やら入門書やらにはそう書かれています。

しかし、実態は必ずしもそうではないそうです。なぜかと言うと、投資信託の設定から償還までの平均を調べた調査によると、投資信託は平均で7年もたないようなのです。1

10年未満でなくなってしまう商品なのに、長期投資も無いですよね。長期投資というからには、10年20年と存続して欲しいものです。

ちなみに、別の雑誌などの記事では、投資信託は3年もたないなんて話すらあるようです。長期投資のはずの投資信託が短命という、大きな矛盾を抱えていることだけは間違いないですよね。

投資信託を売る側の都合に左右される投資家

投資信託の寿命が短い理由は、おそらく売る側の都合だと思われます。

投資信託会社は、各社こぞって新しい投資信託を発売しています。新しい投資信託は一定額のお金を集めないと事業として成立しません。投資信託会社と資本関係がある販売会社が、力を入れるのは当然ですよね。

新しい投資信託が発売された場合、販売各社には支店ごとにノルマがあることもあるようですね。ですから余程の人気ファンドを除いて、古い投資信託なんて売れるはずが無いのです。売る側の優先順位が低いのですから。

さらに酷いケースでは、古い投資信託を解約させ、新しい投資信託を買わせるようなこともあるようですね。ここまですると、モラルの面でどうなのかと思いますが。

新しい投資信託が良い投資信託は限らない

投資家を取り込むべく、新しく設定される投資信託には流行りものの要素が色々と入っています。流行りものを取り入れてあるだけで、何となく良い投資信託だと感じる人もいるでしょう。

例えば、BRICs ブームの時には各国の株式投信がよく作られました。海外の利率が高い債券がブームの時には、これらの債券の投信が多かったようです。あるいは、毎月分配型や通貨型といった、技術的な流行りもあるようですね。そして最近は、REIT が流行っているのかな。

しかし、流行っているからと言って、必ずしも良いものであるとはいえません。むしろ、今流行っていると言うことは、すでに加熱しすぎている可能性もあります。ということは、投資信託が設定されたころには、そろそろ下り坂と言うことも多いのです。

それに、流行りものを追うというのは、投資の基本から外れた行為とも言えます。リスクを減らすための分散投資の考え方を取るのなら、流行ものの投資信託を追いかけるような偏った投資は良いことではありません。

全体の一部分に、ちょっと変わった投資信託が入っていると言う程度の話なら問題はないでしょう。でも、一部の偏った投資信託だけで、ポートフォリオを構成してしまうなんて、常道から考えたらありえない事なんですよね。

ちょっとキツイ言い方をすると、避けた方が良い偏った投資信託を積極的に売っているのが窓口型の銀行や証券会社とすら言えるのです。

新しいものに手を出すよりインデックスファンドで分散投資を

繰り返しますが、銀行やら証券会社やらが売りたい投資信託は、そのときの流行りものが多いです。でも、長期投資では流行りものなんてメリットでも何でもありません。しかも、上で見てきたように、非常に短命です。

長期投資を選ぶなら、長期的な運用に向くようなベーシックな投資信託を利用すべきでしょう。具体的には、インデックスファンドを利用するのが良いでしょう。インデックスファンドなら、新商品とは無用でしょうし、償還もされにくいはずです。

特徴の無いインデックスファンドは、つまらないと考えている人も多いでしょう。でも、長期で運用することを考えると、こういう投資信託の方が利用価値は高いのです。

国内株式や海外株式、債券のインデックスファンドを複数買い、分散した投資をするのが基本だと覚えておきましょう。どうしても流行りものを買いたいのなら、全体の数パーセント程度にとどめるなどの自制は必要です。

  1. ■ 「マンガでわかる。」風雲マネー塾(今月の討伐)[其ノ四 投信 ファンダ編]投信の寿命が短命化しています(WEBネットマネー2012年8月号) []

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