このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

ファンドラップってぼろい商売だよね│ 手数料を具体的な金額にしてみるとどれだけ手数料が高いのかよくわかります

最近、各金融機関はファンドラップという商品に力を入れているようです。

ファンドラップというのはラップ口座と呼ばれる金融商品の一つです。ラップ口座というのは、簡単に言うと、金融資産の運用を専門家に丸投げしてしまう方法の事を言います。運用の方針だけを最初に話しあって決定し、後は基本的にプロに任せてしまうわけです。

ファンドラップというのは、ラップ口座の中でも、運用商品を投資信託に絞ったものです。ファンドで運用するラップ口座だからファンドラップというわけです。

ですから、結局ファンドラップというのは、投資家に代わって投資信託を買っているだけのサービスです。運用方針の話し合いなどはありますけどね。

手数料を払って、そんなことをしてもらう必要はあるのでしょうか?まあ、どの程度を手数料を取るかにも寄りますけどね。

そこで、ファンドラップの手数料の妥当性について考えてみましょう。

要するにファンド・オブ・ファンズ

各社の商品説明を見る限り、ファンドラップと言うのは、顧客一人ごとに個別に運用しているわけではないようです。リスクとリターンのバランスでいくつかの組み合わせをつくり、それを選ばせると言う方法を取っているようなのです。

でも、これって、いわゆるファンド・オブ・ファンズと同じ仕組みですよね。ファンド・オブ・ファンズというのは、投信に投資する投信の事です。

結局のところ、ファンドラップと言うのは、金融機関が自前でファンド・オブ・ファンズを持つことと大差がないようです。

敢えて違いを挙げるとすると、契約時などに方針の相談が出来る事でしょうか。でも、それだけのメリットだとしたら割高なサービスの可能性も大きいです。

もともと、ファンドラップ自体も手数料の高さを指摘されることが多い商品ですから。

通常の投信の2倍の手数料を取られて上手くいく確率は低い

ファンドラップの手数料は、運用資産に対して年1.5%弱くらいの手数料を取る事が多いようです。この手数料は、株式に投資するアクティブ運用の投資信託とほぼ同じ水準です。

そして、ファンドラップを通して購入する投資信託には、当然ですが手数料がかかります。この手数料は投信によりまちまちですが、1%を超えるものも多いようです。

と言う事は、私たちとしては、実質的に2本分の投資信託の手数料を払っていることになるのです。そして、その手数料は運用する資産に対して3%近くにものぼります。

10年もの日本国債の利回りが1%を割るような時期に、この手数料はどう考えても高すぎます。正直なところ、賢い選択だとは思えないのです。

常識的に考えるとわかると思いますが、低リスクで3%近い利回りで運用できる商品なんて見つけられないですよね。これは金融機関にとっても同じ事なのです。例えば生命保険のような金融機関でも、運用が上手くいかないので予定利率を下げ続けています。あるいは、運用難のために厚生年金基金が行き詰まっているなんてニュースも耳にしますよね。

ファンドラップだけがこれらの金融機関と違うということはありません。プロに任せるから、多少手数料が高くてもそれを上回るリターンがあると考えるのは幻想です。

もしそんな能力があるのなら、投資信託で大儲けする人はもっとたくさんいるはずですよね。そんな優れた運用のプロがたくさんいるのなら、アクティブ運用の投信の基準価額だってどんどん上がっていくはずです。

手数料についてもう少し詳しく

手数料をパーセントで考えても、イメージがわきにくいという人も多いでしょう。そこで、具体的な金額で考えてみましょう。

ファンドラップは、500万円以上から受け入れているところが多いようです。そこで、簡単のために、運用資金を1,000万円として計算してみましょう。

まず、ファンドラップの手数料が年1.5%だとすると、毎年15万円を手数料として払うことになります。1.5%だとそんなに高い手数料ではないと考えていた人も、15万円と聞くとイメージが変わるのではないでしょうか。15万円で買えるものを思い浮かべてみてください。結構色々なものが買えそうですよね。

しかも、実際は、投資信託にも手数料はかかっています。と言う事は、毎年30万円近い手数料を取られていることになります。つまり、数年分の運用の手数料で、車が買える計算です。

具体的な金額で考えることで、手数料の高さを具体的にイメージできたのではないでしょうか。

金融機関はすごく儲かる

このファンドラップと言う商品は、販売する金融機関の側から見てみると、とても儲かる商品です。

まず、運用自体は投資信託を買うだけですから、大した手間ではありません。しかも、顧客ごとに運用するのではなく、リスクとリターンごとに大きなグループをいくつか作ってそれを運用するだけなのです。金融機関には楽な商売だと言うことがわかるでしょう。

金融機関にとって手間がかかるのは、運用の最初に行なわれる方針に関するコンサルティングだけです。でも、上に挙げたような手数料を考えると、それだけでペイするとは思えませんよね。

それに、資金をまとめて運用するから、顧客の数を増やしてもコストはさほど増えません。ということは、金融機関にとっては、客を集めれば集めるほど儲かる仕組みになっているのです。

これだけ見ても、金融機関に取って美味しい商品である事がわかるでしょう。各金融機関が、最近力を入れている理由が良くわかります。

金融機関にとって儲かる商売と言うのは、私たちには不利だという事です。それだけ手数料が割高な商品だと思ってください。

スポンサードリンク

スポンサードリンク


タグ: , ,

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。