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借金返済と3か月分の生活費の貯蓄はどちらを優先するか

資産運用の最初の段階では、やるべき事が2つあります。一つは「借金を返済すること」で、もう一つが「ある程度の貯蓄をすること」です。

それでは、この2つはどちらを優先すべきなのでしょうか。実はこれが、意外と悩ましい問題なのです。

借金返済と貯蓄はどちらを優先すべきか

資産運用の9つのポイント」で指摘したように、資産運用の準備段階として、やるべき事が2つあります。「借金の返済」と「ある程度の貯蓄」です。

借金の金利の方が運用の収益より大きい

「借金の返済」に関しては、説明するまでもないかもしれません。

一般的に個人の借金は、かなり金利が高く設定されています。それ以上の運用利回りは期待しづらいですから、借金を返済してしまったほうがいいわけです。

カードローンやら消費者金融やらだと、10%を超える金利を取られますからね。そんな利回りで運用できるはずはないので、借金を優先するわけです。

万が一に備えた貯蓄も重要

また、すぐに現金化しやすい、ある程度の貯蓄も当然必要です。いざというときに現金が用意できないようでは、困ってしまいますからね。

生活費の3ヶ月分、あるいは100万円程度の預貯金があれば十分でしょう。ただ、そこまで行かなくても、20万円とか30万円程度の銀行預金は有ったほうが良さそうです。

この2つのどちらを優先するか?

このように、「借金の返済」と「ある程度の貯蓄」はとても重要です。でも、この2つには、多少矛盾に感じられる箇所があります。

何が問題かと言うと、3か月分の生活費相当の貯蓄も無く、借金をしているようなケースです。こういったケースでは、どちらを優先すべきか迷う人も多いでしょう。

この2つは両方を同時に行うことはできません。どちらかを優先するしかありません。

それでは、どちらを優先したら良いのでしょうか。

基本的にはケース・バイ・ケース

この点に対しては、残念ながら、私自身も歯切れ良く答えを示すことができません。ケース・バイ・ケースとしか言えないのです。

万が一のときに確実にお金を借りられるなら、借金の返済優先で良い

例えば、イザと言うときにお金を貸してくれる人が身近にいるとしましょう。具体的には、それなりに資産がある両親が近所に住んでいて、万が一の時にはお金を貸してくれるような場合です。

こういったケースでは、借金返済を優先してもかまわないでしょう。手持ちのお金が無くても、イザと言うときに資金繰りが可能だからです。

万が一のときに親に頭を下げて出資を頼めるなら、貯金はゼロでもいいので、借金の返済を優先しましょう。

生命保険に入っっている場合も、返済優先で良いことも

当然ですが、お金を借りる相手は身近である必要はありません。例えば、貯蓄性のある生命保険が利用できるケースもあります。

貯蓄性のある生命保険に入っていれば、保険を担保に保険会社からお金を借りられるからです。具体的には、養老保険や学資保険、個人年金保険などが該当します。

この場合の金利は低利なので、消費者金融やカードローンで借りた時の金利よりずっと低いです。ですから、貯蓄型の生命保険がある場合は、返済を優先できるわけです。

まあ、そもそも、生命保険で貯蓄をするのが良いのかという問題は有るのですけどね。資産運用の金融商品としては、かなり微妙ですから。

お金を借りるあてがないならある程度も貯金も

一方で、お金を借りるあてが見つけにくい人もいるでしょう。それなりにお金を持っている親もいなければ、生命保険にも入っていないような場合ですね。

こういう人は、借金返済はある程度後回しにした方が良いかもしれません。ある程度の預貯金は確保した上で、借金の返済をしていくのです。

こういうケースでは、何か突発的な事故があってお金が必要なときに、途方にくれる事にもなってしまいかねませんからね。致し方ないところでしょう。

貯蓄が無いと不安だと言う人もいますしね

経済的な合理性とは別の問題で、貯蓄が無いと精神的に不安になると言う人もいそうです。こういうケースも、借金返済を優先するのは難しいでしょう。

やっぱり、不安を抱えながら生活するのは良いことではありません。理屈に合わないと知りつつも、借金返済を遅らせる決断をしてもいたしかたないでしょう。

とは言え、生活費の3か月分を貯めておく必要はないでしょう。もうちょっと少なくても良いはずです。

個々の状況で判断しましょう

このように、借金返済とイザと言うときのお金の貯蓄は、本当にケースバイケースなのだと思います。自分の資産と負債をチェックして、合理的に行動しましょう。


資産運用を始める前に覚えておきたい9つのポイント

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