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ロングショート戦略はヘッジファンドで有名なリスクの小さい戦略│ カブドットコム証券





カブドットコム証券のサイト内で、ロング・ショート戦略に関する解説がされていました。ロング・ショートというのは、ヘッジファンドで使われる戦略の一つです。

ヘッジファンドと言うと、とてもリスクが高い運用をしているイメージを持っているかもしれません。しかし、ロング・ショートは全く正反対の戦略です。

どんなものなのか、もう少し具体的にみてみましょう。

ロング・ショート戦略って何?

カブドットコム証券のサイト内で、ロングショート戦略についての解説がされていました。「信用取引を活用したロングショート戦略とは」というタイトルです。

ロングショート戦略というのは、株式投資においての投資手法の一つですね。

売りと買いを同時に行うことでリスクを小さくする

ロングショートというのは、特にヘッジファンドで使われる手法の一つです。ヘッジファンドの中の株式投資で利用されるのです。

ロングと言うのは「買い」と言う意味です。そして、「ショート」というのは売りと言う意味ですね。

買いと売りの2つを組み合わせたのが、ロングショートというわけです。

もう少し具体的に書くと、割り高と思われる株を売って、割安と思われる株を買うという事を大体同時に行います。このときに、売り買いで使われる株式は、同業種又は近い業種の株が使われます。

近い業種の株式の売りと買いを同時に行うので、リスクが低い投資と考えられています。

相場全体が上がるときには、それぞれの株価が上がり、買った方の株式で儲けがでます。逆に、売った方の株式では損失がでます。つまり、片方で儲かって片方で損をすることになるので、大きなプラスにも大きなマイナスにもならないのです。

逆に、相場全体が下るときには、売った方の株式が儲かり、買った方の株式で損をします。こちらも同様に、大きな儲けも損失もありません。

結局、投資後に相場が良くなっても悪くなっても、売りと買いのポジションで相殺しあうわけです。その意味では、損をしないかわりに儲からない運用と言えます。低リスクという意味では、低リスクと言っていいでしょう。

ヘッジファンドと聞くと、何かとてもリスクが高いものと思う人も多いでしょう。しかし、必ずしもそのイメージは正しくありません。通常の株式売買よりも低リスクと言っていいでしょう。

ロング・ショートで何で儲かるの?

片方が値下がりして片方が値上がりをするなら、全体としては儲かりません。だとしたら、ロング・ショート戦略ではどうやって儲けるのでしょうか。

答えは簡単です。ロングする方は、割安だと思われる株を選びます。ということは、予想どおり割安であるのなら、株価は上る可能性が高いのです。

逆に、ショートする方は、割高だと思われる株を選びます。こちらも予想通りなら、将来的には株価が下がって儲けることができます。

つまり、ロングもショートも、普通に買ったら儲かる可能性が高いものを選んでいるのです。そして、ロング・ショートにすることで、市場全体の変動に対する影響をなくしてしまおうという事を考えているわけですね。

例えば、割高だと思ってある株を売っても、市場全体が上がるような局面ではこの株も上がってしまうでしょう。本当に、一つの株式で見れば割高であったとしても、市場全体の動きが影響をして、損をしてしまうわけです。

しかし、ロング・ショート戦略を取っていれば、こういう事が亡くなるわけですね。

記事の内容に大きな疑問も

ロングショート戦略は、確かに、有効な方法の一つと考えて良いでしょう。でも、記事内でこの手法が有効である事を示している「いま、なぜロングショートなのか」という箇所には、ちょっと疑問が残ります。具体的には、次の部分です。

我々は、この失われた20年で戦後日本が経験したことのないデフレという時代を往来しています。資本主義経済というのはそもそも基本的には右肩上がりの経済成長をモデルとしているので、インフレへの景気の処方箋は様々と開発されてきましたが、デフレへの景気の処方箋は模索の最中で、未だその有効打を編み出せていないと言えるでしょう。そこで、最低限当てはまることは、デフレーションというのは物価が低下することです。物価というのはその字のごとく、物の価格です。つまり、株価も物価の一つになるのです。ここで、簡単なことをインプットして頂きたいと思います。デフレとは株価も含むモノの価値が低下し、現金=キャッシュの価値が上がるということです。残念ながら、現在は未だ物価(株価)の下落時代です。そこでそのデフレショーン時代に投資を考えた場合、基本的にはボックス相場という前提を持つ必要があるのです。

上に書いていることを簡単に言い直すと、「デフレだから物の値段も上がらない。株価も物価の一つである。だから株式の値段も長期で右肩上がりではあがらない。」と言う事です。

一読すると、とてももっともらしい事が書いてあるように思えますね。

でも、株価が右肩上がりで上がらないという認識って、明らかに変なんですよね。だって、人が株式を買う理由は、株価が上がると考えるからです。

株価が長期的に上昇しないと思えば、誰も株なんて買おうと思わないですよね。まあ、投機的に短期の売買をする人は買うかもしれないですけど。

株式なんて買うよりも、国債でも買うか金利の良いところで預金する方が遥かにマシと言う事になります。

将来的に株価が上がる可能性が高いと思うからこそリスクを取るわけです。少なくとも、長期金利プラス数パーセントくらいの期待収益を想定できなければ、株式投資なんてする意味がありません。

ですから、上の記述は株式市場が存在する理由の否定になっているわけです。少なくとも、今のようにたくさんの人が投資する市場にはなっていないでしょう。

ロングショートの有効性を主張したかったのでしょうが、ちょっと無理がある記述に思います。目くじらを立てて否定するようなことでもないとは思いますけどね。

2019年2月追記:株価はずいぶん上がりましたね

2019年2月現在、最初にこれを書いた2012年ころとは打って変わって、株価はかなり上昇しています。引用箇所に書かれているような、デフレは脱却できたのでしょうか。

まあ、この当時のインフレ率がマイナスと言う状況からすれば、多少は改善していますけどね。0%をわずかに超えた程度ですから、完全に脱却できたとは言えなそうです。

それにもかかわらず、完全にボックス相場は抜け出したようですね。インフレじゃないのに株価が上がっているとしたら、やっぱり引用部分の説明はちょっと変ですね。

この手の、もっともらしい記述は、あとになって読み返してみると興味深い事が多いです。自信満々で書いた解説が、全く的はずれだったりしますから。

解説した本人も、後から反省したりはしませんけどね。過去の外れた予想など無かったような顔をして、自信満々に新しい解説をしています。

まあ、ですから、資産運用に関しては、したり顔で語る人を信頼しすぎてはいけないということです。そして、したり顔で語る人の過去の発言をチェックしてみると、いかにいいかげんなことを言っているのかがよく分かるのです。

まあ、性格は最悪だと思いますけどね。専門家の事を信じすぎないようになるという意味では、有効なアプローチでしょう。

ロングショート戦略について知りたければ

ロングショート戦略について知りたければ、カブドットコム証券のサイト内で、「ロングショート戦略」で検索してみてください。記事を見つけることが可能です。

ちなみに、ロングショート戦略について詳しく知りたければ、書籍も出ています。興味があれば、一冊勝ってみても良いかもしれませんね。

ロングショート戦略に関する書籍

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