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低解約返戻金型終身保険で運用…本気なの?│ 自称専門家には注意しよう

某金融雑誌サイトのコラムで、生命保険を使った貯蓄法が紹介されていました。
この商品を使うと、貯蓄に有利なのだそうです。

具体的にどんな商品を使うかというと、「低解約返戻金型終身保険」という商品です。

これはいわゆる終身保険なのですが、長期間解約しない場合は解約返戻金が大きくなるという特徴があります。
解約返戻金というのは、解約したときに戻ってくるお金のことです。

ただ、注意が必要なのは、短期間で解約した場合は解約返戻金の額が小さくなるという点です。
短い期間で解約すると、大きく元本割れをすることもあります。

そのため記事の中では、10年以内に保険料を払い終える事をすすめています。
そして、、20年から30年放っておくと2割から3割増やせるそうです。

書いてある事は嘘ではないですが…

長期で見て解約返戻金が多いなら、契約してみようと考える人もいらっしゃるかもしれません。
でも、私だったらこの方法はすすめられません。

というか、必死になって止めるような商品です。

その理由は、現在のような状況で固定金利の商品に投資するのは賢いとは言えないからです。
しかも、解約しにくい商品に投資するとなれば、なおさらです。

この記事では、10年以内に保険料を払い終えると書いています。
ということは、これよりも短い期間で解約すると、多かれ少なかれ元本割れを起こす可能性が高いでしょう。

ただ10年もあれば、その間に長期金利が大きく上がる確率だって小さくありません。
ということは、保険料を払い終わるまでの10年間は、長期金利が上がらないように祈り続けないといけないのでしょうか?

金利があたっときに他の商品にお金を移せないのなら、とてもリスクが高い商品と言わざるを得ないのです。
普通預金に置いておいた方がマシだったなんて事になる可能性すらあります。

更に言うと、20年から30年放っておくということにも疑問を感じます。
これだけ長い期間だったら、その間に大きな金利上昇が無いと考える方が異常です。

この人の皮算用は、20年以上長期金利が大きく上がらないことを前提になされているのです。
そんな馬鹿な話はありません。

以上の様な点を考えると、この人の提案は、とても人にすすめられるものではありません。
ハイリスク・ローりタンに見えて仕方がありません。

正直に言って、こんな商品で30年運用するくらいだったら、毎月一定額分の個人向け国債を買ったほうがまだ賢いでしょう。
個人向け国債は変動金利の商品ですし、解約もしやすいという特徴がありますから。

保険の専門家かもしれないけど、金融は素人だと思う

この人の文章を読んで、保険知識があるのは分かりました。
しかし、金融に関してはどうなのでしょうか。

解約しにくい商品を強く勧めている時点で、金融に関する知識は疑わざるを得ません。
というのは、流動性を確保するのは、基本中の基本ですから。

流動性というのは、解約のしやすさのことですね。

しかも、この低金利の時代に、長期固定金利の商品なんてナンセンスです。
少しでも投資について学んだ事があれば、絶対にすすめる事がない商品でしょう。

はっきり言って、ファイナンシャル・プランナーにはこの手のタイプが多いです。
商品についてはそれなりに知識があっても、運用に関してはド素人という感じの人ですね。

本当に注意が必要です。
下手をすると、大怪我をしますから。

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