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初心者の資産運用の本にありがちな罠

先日、老後資金に備える為の資産運用の本を読みました。
しかし、その本を読んでいて、イライラしてきました。

どう考えても、アンフェアに思えたのです。
自分に都合が良い情報だけを提供し、無知な読者を騙そうとしているようにすら感じました。

正直に言って、多少憤りを覚えます。

とは言え、書籍や著者を個別に攻撃する事は考えていませんので、書名などはあげません。
ただ、こういう本が多数存在する事は、認識しておいて損は無いと思います。

手数料の安いファンドを紹介しない不思議

どんな事が書いてあったのか、いくつか見てみましょう。

本の中で、老後の準備のために投資信託を利用する事をすすめています。
具体的な商品名も挙げて紹介しているのですが、手数料の安いETF やインデックスファンドを紹介していません。

逆に、少し手数料が高いファンドを紹介している印象があります。

投資信託において手数料は、投資の成果を左右する大事な要素です。
そこで、有利な商品を紹介しないのは、何か意図があるように思えてなりません。

この著者は、かつて外資系証券会社の重役だったようです。
その事との関係を疑ってしまいます。

詳しい説明も無く店舗型の大手証券会社をすすめている

もう一つ。
投資信託を買うときに、手数料が高くても店舗型の大手証券会社を使う事をすすめていました。

店舗型の証券会社を使うと、販売手数料と言う手数料が「余分」にかかることがあります。
なぜ「余分」にかかるのかと言うと、ネット証券で同じ投資信託を買った場合、販売手数料がかからない事があるのです。

必要の無い手数料がかかるのですから、当然、店舗型の証券会社で買うことは投資家にはマイナスです。

ちなみに販売手数料と言うのは、購入する投資信託に対して、2%とか3%程度かかります。
100万円分の投資信託を買うと、2万円とか3万円程度取られると言う事です。

2%というと大したことが無い気もしますが、数万円と考えるとバカにできない金額ですよね。

なぜ手数料を払っても、大手の店舗型の証券会社を使うのがいいのでしょうか。
基準価額が大きく下がったときに店舗型の方が顧客サービスがいい、というような事が本の中では書かれていました。

でも、損したときの対応って、そんなに違うはずがありません。
損失補填でもしてくれるのなら、話は違うんですけどね。

そんなことできるはずがありません。

非常にバランスを書く記述だと思います。

ここでは投資信託の例を2つ取り上げましたが、それ以外にも、アンフェアだと思う点がいくつも見られました。
そのたびに、「イラッ」とさせていただきました。

難しいでしょうけど注意しましょうね

この著者は、イギリスでMBAを取っています。
その後も、外資系証券会社の重役を務めているようです。

その意味では、経験が豊富な感じがします。
ですから、その肩書きから、書いてあることを信じてしまう人も多いでしょう。

でも、書いてあることは、かなり偏見がありご都合主義的です。
はっきり言って、読むことによる害も大きいと感じます。

できることなら投資初心者の人は、こういう本を避けるべきでしょう。
立派な人が欠いていると思って、頭から信じてしまったら悲劇的です。

ただ、投資初心者には、この本が良い本かどうかを見分けるのは簡単ではありません。
そこが難しいところなんですけどね。

何にしても、肩書きだけで判断するのは、大変危険です。

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