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万人向けの金融商品は無い?| FPやマネー雑誌は大丈夫?

「マネー雑誌の信頼し過ぎはダメ」の続きです。

前のページでは、ZAi の記事の記述のおかしさを指摘しました。マネー雑誌って、実は、かなり酷い記事も含まれているということが分かるのでは無いでしょうか。

このページでは、マネー雑誌で解説するFPもいい加減だというお話をしたいと思います。

万人向けの金融商品は存在しない?そんなバカな

記事の後半では、FPをやている人が、もっともらしい解説をしています。でも、その意見も、私の中の資産運用の常識とは違うのです。

とりあえず、記事の引用から。

「自分流の投資スタイルはすぐに見つかるものではありません。その人の資産の額、年齢、職業、家族構成、性格、リスクに対する許容度などによって異なります。これを買ったら万人にとって正解という投資商品はなく、だからこそ、つまみ食いが必要なのです」

なんだか、もっともらしい事が書いてあって、さらっと読んだら納得してしまう人もいるでしょう。でも、確実におかしい部分があるのです。

引用部分の前半は、確かにそのとおりでしょう。リスク許容度などによって、運用方法には多かれ少なかれ違いはあります。

万人向けの金融商品は存在します

でも、「これを買ったら万人にとって正解という投資商品はなく」という部分はどうなのでしょうか。

確かに、これ1つだけを買っておけば大丈夫という金融商品はありません。でも、これとこれを組み合わせれば対応は可能という金融商品はあるんですよね。

これって、万人向けの金融商品なのでは無いでしょうか。代表的なところだと、変動10年の個人向け国債とかTOPIX連動のインデックスファンドとかETF などがそれに当たります。

こういった商品がなぜ万人に勧められるかというと、類似の金融商品と比べて、明らかに有利だったり、使い勝手がよかったりするのです。具体的には、金利が高かったり、手数料が安かったり、流動性が高かったりする商品があるのです。

変動10年の個人向け国債なら、比較的解約がしやすいですし、銀行の定期預金よりは金利が高いことが多いです。お金を借りているのが国なので、安心感もあります。

そういう商品を組み合わせてポートフォリオを組めば、万人向けのものが出来るでしょう。

もちろん人によって、それらの商品をどの程度の割合で持つかは違います。上にもありましたが、リスク許容度が違いますからね。

ですから、一つの商品だけを買っておけば大丈夫というわけではありませんけどね。万人向けではあるわけです。

まあ、他にも色々と指摘したいのですが、キリがないのでやめておきましょう。

FPの自説のために歪められたかな

このFPは、「つまみ食い投資」なるものを勧めているようです。いろんな商品を少しずつ買って、自分で研究してみろということのようです。

前のページも含めて、出鱈目が多いのは、このつまみ食い投資を肯定するためのような気がしてなりません。明らかに有利な万人向けの金融商品が有ったら、つまみ食い投資の正当性が崩れてしまいますからね。

万人向けの金融商品があったら、つまみ食いなんてしないで、最初からそれを変えばいいのです。

金融商品を買ったあとに放置することの否定も、ポートフォリオの否定も、このあたりから来ていると考えると自然です。結局、たいした根拠もない自説を主張するために、具体的な証拠もなく金融工学の結果を否定しているということなのでしょう。

ちょっと、酷いですね。

マネー雑誌は信用ならない

何にしても、金融の分野に関しては、初心者向けの解説は疑ってかかる必要があります。語っている人の能力が不足していたり、何かの意図を持って書かれている事が多いからです。

それが読み取れなければ、鴨にされるだけでしょう。マネー雑誌は一見役に立ちそうですが、害のほうが大きいかもしれません。

マネー雑誌は広告収入が重要?

マネー雑誌を信頼して読んでいる人も多いでしょうが、信頼のしすぎはちょっと危険です。その理由は2つあります。

一つは、今回書いたような、ちょっと問題がある記事があるからです。知識が乏しいのか説明が下手なのか、あるいは他の理由があるからなのかは分かりませんけどね。とにかくひどい記事が時々あります。

もう一つは、マネー雑誌は広告媒体であるというのも、注意して読まないといけない点です。

雑誌の収入は、雑誌の売上だけではありません。広告収入も、売上のかなりの部分を占めるのです。

広告収入が重要な以上、広告主の商品を悪く書くのは難しいでしょう。ということは、マネー誌というのは構造的に、金融商品を客観的に紹介するのが難しいのです。

はっきり言ってしまうと、手数料ばかり高くてメリットが見当たらないような金融商品でも、厳しく批判することはできないのです。それどころか、絶賛に近いくらい褒めないといけないのです。

例えば、一時期社会問題になった安愚楽牧場の和牛商法ですが、マネー雑誌などにも広告が出ていました。そして、海江田万里という政治家(当時、落選中かな?)が、雑誌に絶賛する記事を書いていました。

結局、読者のメリットよりも、広告主の利益が優先ということなのでしょう。

まともな記事が無いとは言いませんけどね。まともでない記事も、結構あるから困るのです。

信頼しすぎは危険ですし、害も多いものだと認識しておきましょう。

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