このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをつぶやくシェア

お金に関する本は微妙なのが多いよね まあ、ある意味仕方が無いのかもしれないけれど

お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方

論理の飛躍が多い本

お金の流れを呼び寄せる 頭のいいお金の使い方」という本を読みました。
といっても、最初の数十ページで挫折しましたが。

この本はどんな本かというと、お金を積極的かつ有効に使おうという本です。
著者は、マネーがらみの自己啓発本を良く書いている人のようですね。

この本を読みはじめて先ず思ったのが、「チーズはどこへ消えた?」を読んだときの感覚に似ているということです。
具体的に言うと、自分に都合のいいことだけを書いている印象がしたのです。

都合のいい事例だけを上げ、「ほらこんなに上手く行く」と見せている感じがするのです。

しかも、書いている内容が微妙なんですね。
論理の飛躍があってもお構いなしという感じです。

例えば、この本の最初のほうに、次のような趣旨の事が書かれていました。

節約をすると貧乏になる。
なぜなら、お金を使わなくなると企業の業績が下がり、景気が悪くなる。
その結果、自分の収入が減る。
だから、お金を使おう。

一見正しそうに思いますが、冷静に考えるとちょっとおかしいですよね。
だって、自分がお金を使おうが使うまいが、景気にはたいした影響がありません。

自分以外の人の消費が増えたって、景気は回復しますよね。
仮に日本人がお金を使わなくても、輸出企業が儲かる可能性もありますし。

そう考えると、「節約して何が悪い」という話になります。
この人の理屈で問題なのは、読者個人の消費というミクロの話と、日本の景気というマクロの話を混同している点です。

正直、穴だらけの理屈でがっかりです。

丁寧に読んでいくと、これ以外にも色々気になる点があります。
全てが悪いとはいいませんが、気になる部分が多すぎます。

こういう本ですから、この本を買うことはおすすめしません。

お金の本は微妙なのが多いよ

では、なぜこの本を紹介したかというと、個人のお金に関する本にはこうした微妙な本があることをご紹介したかったからです。
というか、素直にすすめられる本の方が少ないかもしれません。

ですから、お金の本を読むときには、丁寧に峻別してから読む必要があります。
とは言え、金融知識が無い人が、内容の良し悪しを判断するのは簡単では有りません。

既に書いたとおり、私自身はこの本は微妙な本だと思いました。
というか、ちょっと問題がある本だとすら思っています。

しかし、世間の反応を見ると必ずしも批判的な反応ばかりではありません。
amazon.co.jp のレビューを見ると、1点から5点まで評価が分かれています。

これは、私が大問題だと感じた事を、気づかなかった人がいるという事です。
あるいは、気づいた上で小さな問題だとスルーしたかです。

レビューを見ると、どうもこの著者には固定ファンがいるようです。
そういう人は、盲目的に信じるので、批判的に読まなくなっているのかもしれません。

こういう自己啓発色が強い本は、わりと良くある事なのでしょう。

お金がらみの本では、こういう微妙な本が多いという一例でした。

違うタイプの問題がある本も

今回紹介した本以外にも、違うタイプの問題がある場合もあります。
例えば、業界の関係者が営業目的で書いている本なども、読者が不利益をこうむる可能性があります。

よくあるパターンとしては、保険の乗り換えに関する本は、危なっかしいものが多いです。
保険の代理店をしている人が、半ば営業目的で本を書いているようなケースです。

こういう本では、先ず、従来の保険がいかに酷いものかを丁寧に説明します。
そしてその後、自分達の商品に乗り換えるのが以下に合理的なのかについて解説されます。

こうした本に書かれていることは、半分本当で半分嘘だと思って良いでしょう。

従来の保険商品には、確かに問題が存在します。
しかし、著者が取り扱う保険は、乗り換えの対象としてベストの金融商品とは限りません。

さらに言うと、保険を乗り換えたばっかりに、不利益をこうむる事すらあります。
乗り換えないほうが良かったというパターンですね。

実際、条件の良い保険を解約し、自分達が扱う保険に乗り換えるように促す本もありました。

こういう本を読んで真に受けてしまうと、逆に損をする事になります。

いい本を選ぶのはなかなか難しいですね

正直に言って、資産運用の初心者向けのいい本を探すのは大変です。
マネーの本は、考えが偏っていたり、下心がある本が多いからです。

そして残念な事に、初心者の人が下心や偏った考え方を見抜くのは難しい事です。

私達ができる方法としては、一つの分野の複数の本を読んでみることです。
複数読むことで、偏った本かどうか判断する事が出来ます。

あとは、本を書いた人の言う通りに行動すると、本を書いた人が儲かるかどうかもチェックポイントになります。
代理店が書く、保険の乗換えをすすめる本はこのタイプです。

一番良い解決方法は、少し専門的な本を読んでみる事かもしれません。
ある程度知識がある人向けに書かれた本は、さすがに嘘がつきにくいからです。

初心者向けの本よりは、まともな物が多いです。
もっとも、この手の本も高度な嘘が混じっていることがありますが。

スポンサードリンク

まずは確定拠出年金(個人型)を検討しよう

個人の資産運用で一番有利な金融商品は、何と言っても確定拠出年金(個人型)でしょう。いわゆるiDeCo のことです。

普通に働いている人なら、年間数万円から数十万円の節税が可能です。もちろん、完全に合法です。こんなに有利な金融商品は、他には存在しません。加入がまだの人は、とりあえず検討だけでもしてみてはいかがでしょうか。

iDeCo をはじめるには、窓口となる金融機関を選ばないといけません。お勧めはSBI証券かマネックス証券です。とりあえずは、資料請求だけでも。

スポンサードリンク


タグ:

このエントリーをはてなブックマークに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをつぶやくシェア

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。