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明治生命の一時払い終身保険を販売制限へ …っていうか、これって何で人気なの?

明治生命が一時払い終身保険の販売を制限するようです。
銀行で売る分を減らすようですね。

販売を減らす理由は、国債の下落の不安があるためとの事です。
国債をたくさん持っているので、金利変動があると保険会社が大損をする可能性があるわけです。

それを回避するための販売制限と言う事だそうです。
売れすぎるのも問題と言う事なんですね。

■ 明治安田生命、銀行窓口での保険販売を制限へ
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120212-OYT1T00439.htm

何でこの保険が人気なの?

個人的に興味を持ったのが、何でこの保険に人気が集まっているのかと言う点です。
正直に言って、資産運用の商品として、この保険を勧める気にはなれません。

記事によると、銀行の定期預金などと比べて金利が良いので、この保険が選ばれているのだそうです。
でも、利率のよさだけで金融商品を選んでいるのだとしたら、大変危険です。

そもそも、生命保険の予定利率というのは、銀行の金利とは異なる概念です。
ですから、予定利率が高いからと言って生命保険を選ぶ人がいるとしたら、その行為は大間違いです。

次に、保険と言うのは高コストの商品だと言うのも覚えておかないといけません。

今回の場合だと、販売する銀行が手数料を抜き、運用する生命保険会社も手数料を抜きます。
つまり、2箇所で私達に見えない形で手数料を取られるわけです。

そもそも、銀行が積極的に販売している裏には、手数料収入がおいしいからと言うのがあるはずです。
そうでなければ、積極的に他社商品を売ったりしませんよね。

保険の価格には、これらの手数料が乗っかっている事を忘れてはいけません。

3つ目の問題点として、この商品が固定金利で運用される商品だと言う事です。
契約の段階で、いつ解約したらいくら払うと決まっています。

固定金利の商品と言うのは、金利の上昇に弱いという特徴があります。
市場の金利が上昇したとしても、低い金利のまま我慢しないといけないからです。

現在のような低金利のときに買う商品としては、疑問を持ちます。

4つ目の問題点として、生命保険は解約しにくい商品だと言うのも大きいでしょう。
数年単位の短い期間で解約する場合、元本割れをします。

長期においておくお金だとしても、避けたほうがいいはずです。
突然お金が必要になったようなときに、大変困ります。

また、金利が上昇して不利な商品になっても、解約しにくいというのも重要なポイントです。

5つ目の問題点として、生命保険というのは、金融機関の倒産に弱い事も忘れてはいけないでしょう。

投資信託や銀行預金、国債などの場合、販売や運用をしている金融機関が倒産しても問題はありません。
しかし、生命保険の場合、金融機関が倒産すると、その事が原因で不利益をこうむる事があります。

具体的に言うと、戻ってくるお金が大きく減らされる可能性があるのです。

生命保険会社にはうらみはありませんが…

このように、資産運用のために終身保険を選ぶと言うのは、疑問を持たざるをえません。
現在のような低金利の時には、特に避けておくべき商品だと思います。

もちろん、どんな金融商品にもメリットとデメリットがあります。
ですから、終身保険にもメリットが無いわけではありません。

しかし、どう考えても、ほとんどの人にとってデメリットの方が大きいでしょう。
ですから、この商品が良く売れることが不思議に思えるわけです。

別に生命保険会社にはうらみはありませんけどね。

そうそう、あえて付け加えておきますが、相続対策として終身保険を考えると言うのはアリだと思います。
まあ、有る程度の資産を築いた人に限った話ですけどね。

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