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「おつりで投資」って何?調べてみました【トラノコ】

最近流行りの「おつりで投資」って、一体何だ?金融商品としては使えるの?

ちょっと調べてみました。

おつりで投資が流行の兆し?

最近、「おつりで投資」というのが流行り始めているようです。クレジットカードや電子マネーとスマホのアプリで、自動的に貯蓄・投資ができる仕組みのようですね。

トラノテックの「トラノコ」やWealthnaviの「マメタス」と言ったあたりが有名どころのようです。証券会社の口座などを作らなくても、簡単に投資を始められるのが魅力のようですね。

さて、この「おつりで投資」というのは、私たちにとってメリットが有るのでしょうか。概略を確認した上で、ちょっと考えてみましょう。

トラノコの概要

とりあえずトラノコの場合だと、私達がクレジットカードや電子マネーで購入した金額に応じて、金融商品に投資をするという仕組みのようです。ポイントバックのような仕組みではなく、自分で新たに拠出するわけですね。

ちなみに、貯まっているポイントを使って投資するようなことも可能なようです。まあ、これに関しては、プラスアフラの機能のようですけど。

トラノコには、100円単位、500円単位、1,000円単位という3つのコースが有ります。買物金額を超える一番小さい整数倍の金額から買物金額を引き、その額の金融商品を買います。

正確に書くと、買い物をするたびに金融商品を買うわけではありません。1ヶ月分の合計を月末に買い付けるようですね。

具体的にはこういうこと

こうやって説明すると分かりづらいですね。

ようするに、例えば100円単位なら、100円玉だけで買い物をするというイメージです。そして、おつりを貯金する(投資に回す)わけです。こう考えると、遥かにわかりやすくなるでしょう。

例えば、2,610円の買い物をしたとしましょう。100円単位なら100円玉27枚を払ったと思ってください。

そうすると、90円のお釣りをもらいますね。これを積み立てていきます。そして、月末に1回、積み立てたお金で金融商品を購入するわけです。

これが1,000円コースだと、1,000円札3枚で払うことになります。お釣りが390円となり、これを投資に回すことになります。

まあ、わざとお釣りを貰うようにして、それを貯金するというようなイメージでしょうかね。なんとか、むりやりお釣りを作っている感じがしないではありません。

決められたファンドに投資される

ちなみに、投資にまわったお金は、トラノコファンドという金融商品に投資されます。このファンドは、ETF などを買うファンドで運用されるようです。

まあ、広い意味ではファンド・オブ・ファンズ(投資信託に投資する投資信託)のようなものだと考えていいでしょう。

ちょっと気になる点もあるファンドです

率直に言って、この方法には、私自身は魅力を感じませんでした。これだったら、毎月1万円でも2万円でも、金額を決めて投資信託の積み立てをすればいいからです。

また、トラノコファンドという、金融商品に限定されるのも、ちょっと問題です。このトラノコファンドが素晴らしいものならいいのですが、必ずしもそうとも言い切れないのです。

トラノコファンドは、日本株と米国株を中心に、債券や商品などにも投資するファンドです。投資信託で言うところの、バランスファンドのようなものでしょうか。

リスクにおおじて大トラ、中トラ、小トラの3つに別れています。一応、分散投資は出来ているようですし、リスクごとに別れているのも悪くはありません。

いろいろと気になる点も

ただ、バランスファンドというのは、意外と評価が難しい商品です。投資経験が少ない人が、良いファンドかどうかを判断するのは難しいでしょう。まず、これが大きな問題です。

さらに、ファンド・オブ・ファンズということになると、投資信託の信託報酬を二重に取られることになります。トラノコファンドの手数料の他に、買い付けるETF の手数料も見えない形で惹かれるのです。(信託報酬は運用残高の中から自動的に引かれます。)

トラノコファンドの場合は、ETF の信託報酬に加えて運用額の0.3%と信託報酬は比較的小さいですが、それでも手数料を二重でトラれるファンド・オブ・ファンズはちょっと気になります。

まあ、銀行で売られている信託報酬がバカ高い投資信託よりは、マシかも知れませんけど。もう、あれはね。集金目的でしょうから。

固定で300円の手数料はかなり高い

それ以上に気になるのが、月々300円の固定の手数料がかかるという点です。制度を利用しているだけで、運用する金額にも拠出する金額にも関係なくかかる手数料です。

月々の拠出額にもよりますが、これはかなり大きな手数料と考えていいでしょう。例えば、月々の拠出額が1万円とすると、3%の手数料がかかるということです。

3%という手数料は、かなり高いと言わざるを得ないでしょう。投資信託の売買手数料と比べても、相当高いです。

例えば、手数料が安いインデックスファンドなら、買付手数料はかかりません。買付手数料がかかる、銀行でよく売られているような(あまりおすすめできない)投資信託でも、3%というのは高いほうです。

そもそも毎月何万円も積立てるのなら、この方法ではなく投資信託の積み立てをした方が有利でしょう。ということは、この方法は月々1万円以下の少額のケースが多いと考えられます。せいぜい2万円とか3万円程度でしょうか。

でも、月々の拠出が小口だと、手数料が高くて旨味が無いわけです。となると、この仕組の利用価値は、殆どないと考えられます。

しかも最近は、小口の場合も、投資信託の積み立てが可能になってきています。例えばSBI証券なら、月々100円から投資信託の積立が可能です。

さらにSBI証券には、積み立て可能な投資信託の本数も、かなり多いというメリットもあります。もちろん、手数料がより安い投資信託も含まれています。

そうであれば、最初は少額でSBI証券で積み立てをすればいいだけの話です。わざわざ手数料が高いところのサービスを使って上げる必要はありません。

ネット証券で積み立てれば「つみたてNISA」も使える

ちなみに、ネット証券で投資信託の積立をすると、「NISA」や「つみたてNISA」などを使うことが可能です。税制上有利な仕組みですので、利用しない手はありません。

とうことで、やっぱり、積立投資がしたければネット証券に口座を開いたほうが良さそうです。口座を作るのに一手間かかりますが、それに見合ったメリットがあると思いますよ。

まとめ

ということで、まとめてみましょう。

「おつりで投資」という考え方は面白いと思います。しかし、現実的な金融商品として考えると、手数料が高いので避けるほうが無難でしょう。

銀行の投資信託と比べると、マシなケースもありそうですけどね。やっぱり気になるレベルの手数料がかかります。

最近は、ネット証券の多くは、小口の投資信託の積立に対応しています。興味があれば、ネット証券に口座をひらくことをおすすめします。

ネット証券なら、つみたてNISA も使えますし。


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