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NISAで5年と「つみたてNISA」で20年、どっちが有利?

2018年から「つみたてNISA」という新しいサービスがスタートします。名前からある程度想像できるでしょうが、「投資信託の積立」に対応したNISA です。

実はこの「つみたてNISA」には一つ非常に迷うポイントがあります。

非課税枠は小さいが期間が長い「つみたてNISA」

「つみたてNISA」では20年非課税期間があります。つまり、買付から20年以内に売れば、売却益に所得税がかからないわけです。また、この期間は配当金にも所得税がかかりません。

通常のNISA の非課税期間は5年なので、それと比べると「つみたてNISA」はかなり有利であることが分かります。

それなら「つみたてNISA」を選べばいいかというと、そんな単純にもいきません。通常のNISA は毎年120万円まで投資できるのに対して、「つみたてNISA」は毎年40万円までと制限がきびしくなっています。

つまり「つみたてNISA」は非課税枠が小さい代わりに、非課税期間が長いのです。痛しかゆしという事ですね。

「つみたてNISA」と通常のNISA の併用が出来れば問題は無いのですが、残念ながらどちらか一方を選ばないといけません。より効率的に投資するためには、どちらを選んだらいいのでしょうか。

「つみたてNISA」で40万円を20年運用する場合とNISA で120万円を5年運用する場合を比べてみた

ところで、120万円を5年運用する場合と、40万円を20年運用するのでは、どちらが儲かるのでしょうか。ちょっと計算してみましょう。

まず、株式の期待収益率は、大体6%程度と想定して良いでしょう。期待収益率というのは、1年間に元本の何パーセント儲かると期待できるのかという数字です。期待収益率6%というのは、100万円投資すると1年後に106万円になるという意味ですね。

株式の期待収益率を6%として、全額株式の投資信託に投資するとして計算してみます。その場合、最初に買い付けた120万円は5年後に約160.6万円になっています。つまり、5年で40.6万円儲かる計算です。

次に40万円を20年運用した場合ですが、40万円は20年後に128.3万円になっています。この場合は、88.3万円も儲かることになるわけです。

ということは、期間が長い分だけ「つみたてNISA」の方が有利に働くという事が言えそうです。

もちろん、この結果をもって単純に「つみたてNISA」の方が良いとも言えませんけどね。インフレ率を考慮していませんし、5年と20年では時間の差も大きすぎますからね。

まあ、長期で運用すると儲かる可能性が高いという、当たり前の計算結果が出ただけです。

一番合理的なのは、ギリギリまでNISAを使うパターン

ちなみに、一番合理的なのはどんなパターンかというと、「普通のNISA が使えるギリギリまで普通のNISA を使い、それ以降は『つみたてNISA』を使う」という方法です。

普通のNISA は2023年まで制度が存続する予定です。2023年に購入する分までという事ですね。

ですから、2023年までは毎年120万円の非課税枠を目いっぱい使います。そして、5年の期間が経過するギリギリのところで売却するのです。

2018年から始めると、最初の年に投資した120万円が2023年に丸5年を迎えます。ここで売却して、新たに120万円の金融商品を購入します。2019年から2022年までは、毎年120万円を投資して、5年後に売却するという事をします。

そして、2024年からは、40万円の枠で目いっぱい「つみたてNISA」で積立てていきます。そして、20年を迎えてたものから売却していくわけです。

投資信託の基準価額は上げ下げがあるので、結果的にどうなるかはわかりません。しかし、理論的に考えると、この方法が一番儲かるはずです。

問題は、こんな面倒な事が出来るのかという点ですね。

はっきり言って、私にはこんな面倒な事はできません。最初から「つみたてNISA」を使って積み立てをします。

ただ、少しでも有利に運用したいという人は、ちょっと検討してみても良いでしょう。でも、うっかり、5年以上保有して非課税枠から外れるなんてことは無いようにご注意を。

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