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中韓通貨スワップ協定が終了| 韓国はまた通貨危機なんてことにならなければいいのですが

中国と韓国の通貨スワップ協定が終了したのだそうです。日本との通貨スワップ協定が2015年に終わったのに続き、中国との通貨スワップも終わったわけですね。過去にはアメリカとの間に通貨スワップ協定があったのですが、それも終了しています。

なんだか、韓国は外交的にかなり孤立しているようですね。中国とアメリカを天秤にかけて、バランス外交などと自慢していたのですけどね。結局、両方と溝ができる結果になっています。まあ、日本に対しては、ずっと攻撃的ですけど。

ちなみに、中国との通貨スワップ協定は、協定を延長すべく交渉を続けているようですね。また、日本との通貨スワップ協定を再開させたいという動きもあるようです。どうなりますことやら。

ところで韓国は、「韓国には外貨準備高が十分にあるので通貨スワップ協定の必要性は小さい」というようなことを言っていました。具体的には、世界大7位の3,667億ドルの外貨準備高があるのだそうです。1

そもそも通貨スワップ協定というのを何で結ぶかというと、通貨危機などで外貨が不足した時にそれを協定の相手国から供給してもらうためです。外貨を金融システムの安定のために使ったり、為替介入をしたりします。

という事は、外貨準備高が十分にあれば、通貨スワップ協定の必要性は小さいとも言えます。外貨準備高がたくさんあるという事は、外貨をたくさん持っているという事ですからね。その意味では、通貨スワップ協定が切れても、韓国には問題はないのかもしれません。

ただ、この韓国の外貨準備高も、ちょっと疑わしいという指摘もあります。一般的には、外貨準備と言うのは、米国債でもつものなのです。しかし、韓国の外貨準備はそれ以外の外貨建て資産で持っている可能性が高いという指摘があるのです。米国債の割合は、全体の75%しかありません。2

通貨スワップ協定で不安があり、外貨準備高も少ない可能性があるわけです。これはちょっと心配ですね。韓国経済に問題があると、日本にまで影響が及ぶことも考えられますから。過去には通貨危機を起こしたこともありますしね。

追記:中国に延長を断られたようですね

中韓の通貨スワップ協定ですが、結局中国に断られたようですね。3 韓国としては、まだ粘るのかな?

韓国がTHAADの導入を決めてから、中国は韓国に対してかなり強硬な態度に出ています。おそらく、今回の行動もその一環という事でしょう。「THAADの導入を止めれば、通貨スワップ協定を継続してやる」という事ですね。

しかし韓国としても、アメリカとの関係があります。簡単に「THAADを止めます」とは言えないでしょうね。

そもそも、中韓スワップ協定が韓国にとってどれだけ役に立つかは不透明です。韓国としてはウォンと人民元のスワップが出来てもあまり意味は無いからです。最終的に必要になるのは、米ドルですから、人民元があっても仕方が無いのです。金融危機の際に、まともなレートで大量の人民元をドルに替えられるのかという問題もありますし。

それよりも、韓国としては、日本円の方が役に立ったはずです。少なくとも現段階では、決済通貨としては日本円の方が人民元よりも国際的に使える通貨ですからね。米ドルを調達するにも容易なはずです。また、そもそも日韓通貨スワップにはウォンと米ドルのスワップもあったようですね。

ということで、本来だったら、何とかして日本との通貨スワップ協定を続けるべきだったんですよね。日本に頭を下げてでも、継続を頼まないといけな勝ったわけです。その大事な時に日本を怒らせた結果が、今の状態というわけです。

あの頃の韓国の金融当局は、「通貨スワップを自分たちから求めることはしない」とかなり強気な態度を取っていました。日本としては、そもそも必要が無いものなので、「韓国が要らないというのなら」ということで協定は切れています。

どうやら、韓国としては、日本の方から頭を下げて通貨スワップ協定の継続を頼んでこないとダメだったようですね。日本には不要で、韓国にとって必要なものなのにです。

ところで、韓国では中韓通貨スワップが大きな問題になっているようです。でも、すでに書いたように、中韓よりも日韓の通貨スワップが大事なんですよね。そのあたりの事、分かっているのでしょうかねえ。不思議です。

追記:結局、中韓通貨スワップ協定は話がまとまったようで

一転して、中韓通貨スワップ協定の3年間の延長が決まったようです。4 融通額もこれまで通り3,600憶人民元だとか。日本円にすると6兆円規模です。

この件に関して、韓国では、相当浮かれているようですね。協定延長自体もそうですが、これを契機に中韓関係が改善するという希望もあるようです。例えば、ハンギョレ新聞が「通貨スワップ延長、韓中関係回復の契機になることを期待」という社説を書いています。

でも、これって、そんなに喜ぶべきこととも思えないんですよね。

既に書いてるように、ウォンと人民元との通貨スワップは、率直に言ってあまりメリットがありません。それだったら、過去にあった日韓通貨スワップの方がよほど意味があったはずです。

また、渋っていた中国が協定延長に応じたという事は、韓国側で何かしらの妥協があったとみるべきでしょう。中国が一番問題視してるのは、やっぱりサードの件でしょう。この件でなにか裏取引があったとすると、韓国にとってのマイナスの方がはるかに大きいはずです。

まあ、外交交渉なので、何があったのかすぐには分かりませんけどね。


  1. 世界経済のネタ帳 世界の外貨準備高ランキングより []
  2. 韓国の外貨準備の75%はウソ?| 新宿会計士の政治経済評論 []
  3. 中韓通貨スワップが終了 韓国の延長要求、中国拒否か
    10/11(水) 19:35配信 朝日新聞デジタル []
  4. 中韓、通貨スワップ協定を3年延長
    10/14(土) 7:55配信 産経新聞 []

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