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PEGレシオは成長率を加味した株価収益率| 成長率が違う2つの株は、PERで比較することはできない

以前書いたように、PER にはいくつかの問題点があります。そのうちの一つが、いわゆる成長株だとPER が大きくなりすぎるという問題です。

例えば、A社の株価は1,000円で、今期の予想一株利益は50円だったとしましょう。この場合、PER は20倍となり、若干高めかなあという感じですね。

しかし、過去数年間にわたり、50%ずつA社の一株利益が大きくなっているとしたら、PER は高すぎるとは言えないでしょう。例えば、来期の一株利益は75円になるので、PER は13.3倍となるのです。

これなら、決して高くはないですよね。そして翌期は、さらにPER が小さくなります。そうなると、割安ともいえるわけです。

つまり、PER だけでは株価が高いとか安いという判断はできないのです。おおよその目安にしかなりえないわけですね。

PEGレシオで成長率を加味して比較

繰り返しますが、毎年50%ずつ利益が増えるA社の株価は、かなり割安の可能性があるのは分かりました。しかし、ただそれだけでは十分とは言えません。

なぜかというと、PER では、他社と比べてA社の株価はどの程度割安なのかという比較ができないからです。例えば、毎年20%ずつ利益が増えるPER 15倍のB社と比べた時に、どちらが割安か分からないですよね。

おそらく、どちらも割安なのだとは思いますが、厳密な比較は不可能です。何か別の基準がいるわけです。

そこで役に立つのが、PEGレシオという指標です。PEGレシオは次のように定義されます。

PEGレシオ=PER÷(1株当たりの利益成長率)

成長率でPER を割ることで、成長率が事なる株でも比較的るようにするわけですね。つまりPEGレシオは、PER に成長率を加味したものだと言えるわけです。

ちなみに、今回例で挙げたA社の場合は、PEG レシオは0.4(=20÷50)となります。

PEGレシオは、一般に、1を割り込むと割安と判断されるようです。ということは、A社の0.4というPEG レシオは、かなり割安という事になりそうです。

ですから、少なくともPEG レシオから判断すると、A社の株は買いという事になります。

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