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株式投資の指標と言えば株価収益率(PER)| 投資初心者はPERが高すぎる株式は避けておくべきかな

株式投資で出てくる指標として一番有名なのがPER でしょう。これから株式投資をはじめようと考えている人や、株式投資の経験が浅い人も、最低限覚えておきましょう。

株価が安いかどうかは簡単に比較できない

株式投資の基本は、割安な株を買って高くなったら売ることです。でも、ある会社の株が割安なのかどうかは、株価を見ただけでは分かりませんよね。

例えば、これを書いている時点での東レの株価は973円です。一方でユニクロを運営するファーストリテイリングの株価は3万6580円です。

株価だけを見ればファーストリテイリングの方が圧倒的に高いわけですよね。だからと言って、ファーストリテイリングの方が割高だとは単純には言えないわけです。

こんな時に役立つのがPER です。単純に比較できない株価というものが、安いか高いかの判断をするのに役立てることができます。

株価と一株利益を比較する

上場している株式会社というのは、基本的には、利益を上げるために存在しているはずですよね。私たち個人投資家も、まずは利益に対して注目すべきでしょう。

例えば、A社とB社という2つの会社で、どちらの株を買うのか迷っていたとします。このとき私たち個人投資家としては、同じ額を投資した時にどちらの会社の方が利益が大きいのかが気になるはずです。

仮に100万円投資の投資に対して、A社の利益が10万円でB社の利益が5万円だったとします。その時には、A社の方が割安だという話になりますよね。

投資額に対する利益を知るときに便利なのが、株価収益率(以下、PER) という指標です。

PER というのはどういう指標かというと、株価を1株利益で割って求められます。つまり、1株利益の何倍の株価があるかがわかるわけです。

定義から分かるように、このPER が小さい会社は、利益に対して株価が割り安という事になります。逆にPER が大きい会社は株価が割高という事になります。

ちなみに、PER を計算するときの利益には、今期の予想利益が使われます。例えば、今が2017年の5月で3月期決算の会社の株のPER を調べる場合は、2018年3月決算の予想利益が使われるという事ですね。

また、PER 株価を含んだ指標なので、時々刻々と変化していくことを知っておくのも重要かもしれません。

具体的に考えてみましょう

例えばA社のPER が10倍だったとします。PER 10倍という事は、A社株100万円に対して1年で10万円の利益を上げることができる予想されるという事ですね。

次にB社のPER が20倍だったとします。PER 20倍という事は、B社株100万円に対して1年で5万円の利益を上げられるという事です。

これを見ると、PER が小さい方が一般的には割安だというのが分かっていただけることでしょう。非常に簡単に割安、割高が判断できるわけです。

東レとファーストリテイリングのPER 比較

PER の計算は難しくないのですが、Yahoo!ファイナンスなどを見ると簡単に調べることができます。そこで、上で出した東レとファーストリテイリングのPER をチェックしてみましょう。

Yahoo!ファイナンスによると、これを書いている時点でのPER は東レが14.82倍でファーストリテイリングが82.88倍です。という事は、PER で比べる限りでは、ファーストリテイリングの方が割高だと判断できるわけですね。株価が全然違った東レとファーストリテイリングも、PER を使うと簡単に比較できることがお分かりいただけるでしょうか。

一般に、PER は15倍前後になる事が多いです。それからすると、ファーストリテイリングのPER は大きすぎるわけですね。これは、ファーストリテイリングの株価が高すぎるといういい方も出来ます。

率直に言って、ちょっと理解が難しい数字ですね。実はこのことに問題意識を持っている人もいるようで、東洋経済が「『ユニクロ』の株価がいつまでも高すぎる理由/『トヨタ自動車』よりも実は5倍も割高?」という記事を書いているくらいです。1

投資初心者はPER が高すぎる株は避けよう

一般的には、PER が高すぎる会社は割高で、避けておいた方が良いと考えていいでしょう。割高な株という事は、今後株価が上がることが期待しづらいからです。

もっとも、PER が大きすぎる会社が投資対象として完全にダメだと言うつもりはありません。PER がある程度高いことが、正当化できるようなケースも存在します。

しかし投資の初心者の場合は、PER が高い株は避けておいた方が無難でしょう。とりあえず、PER が30倍を超える株式は、候補から外しておいてもいいのではないでしょうか。


  1. 「ユニクロ」の株価がいつまでも高すぎる理由
    「トヨタ自動車」よりも実は5倍も割高?
    東洋経済オンライン 2016年6月13日 []

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